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駒澤大は鈴木芽吹が2区、佐藤圭汰が3区、中央大は吉居大和が2区 第100回箱根駅伝区間エントリー

2023 12/31 06:00鰐淵恭市
イメージ画像,Ⓒgrynold/Shutterstock.com
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駒大は3本柱の篠原倖太朗が補欠に

第100回箱根駅伝(2024年1月2、3日)の区間エントリーが発表された。学生3大駅伝で史上初となる2年連続の3冠を狙う駒大は、エース区間の2区に主将の鈴木芽吹を配置した一方、一部の主力を補欠に回し、他校の動向を見ながら当日のメンバー変更をする予定だ。

2大会ぶりの王座を目指す青学大、大会最多となる14度の優勝を誇る中大も、同様に主力を補欠に回した。

箱根駅伝 各校の区間エントリー


駒大は2年生の佐藤圭汰を予想通り3区に配置した。1区には優勝した3大会前も1区を任された白鳥哲汰をエントリー。序盤に力のある選手をそろえ、早くから主導権を握る可能性も高い。

一方で、鈴木、佐藤とともに「3本柱」と呼ばれる篠原倖太朗は補欠となった。そのほか、前回5区の山川拓真、6区の伊藤蒼唯、7区の安原太陽も補欠に。篠原は他校の動向を見ながら、当日のメンバー変更でどこかの区間を任されるだろう。ほかの優勝経験者もメンバー変更でレースを走る可能性が高い。

青学大の2区は当日変更か

青学大はエースの1人、佐藤一世が4区に回った。2区は1年生の平松享祐がエントリー。原晋監督のサプライズでなければ、当日、補欠と変わる可能性も十分ある。

特に今季駅伝で力を見せた黒田朝日が2区の候補になるだろう。また、2大会前に5区で区間3位だった若林宏樹は今回も5区に。前々回の優勝メンバーの太田蒼生、今季の出雲、全日本を走った山内健登は補欠に回った。

当日にどういったメンバー変更で挑むのか。原監督の手腕が見ものだ。

中大は1~3区が前回と同じ顔ぶれに

28年ぶりの頂点を狙う中大は、全日本に続いて序盤から勝負をかける布陣となった。1区は溜池一太、2区はエースの吉居大和、3区は中野翔太となり、この3人は前回と同じ配置となった。

前回、山上りの5区で3位の阿部陽樹は8区に回った。5区に配置された山崎草太がしっかり走れば、平地でも力のある阿部を8区にしたことが生きる配置だ。あとは補欠に回した主将の湯浅仁、吉居駿恭を当日のメンバー変更でどこに配置するかだろう。

そのほかの大学では、男子3000メートル障害の五輪、世界選手権入賞の順大の三浦龍司は1区に。エースの集まる2区には、国学院大の平林清澄、早大の山口智規らがエントリーした。

当日のメンバー変更は往路、復路あわせて6人までで、1日に変更できる最大人数は4人。認められるのは区間配置された選手と補欠になった選手の変更で、区間配置された選手同士の変更は認められない。

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