1987年創設の総合大学
来年1月に開催される箱根駅伝の予選会で8位に入り、悲願の初出場を決めた駿河台大学が話題を呼んでいる。
法政大2年だった2000年の箱根に出場し、茶髪にサングラス姿で1区の区間賞を獲得した徳本一善氏が同大監督に就任したのが2012年。以降、着々と強化を進めてきた。中学教師を休職して昨年、同大心理学部3年に編入した31歳の今井隆生(4年)ら話題性も高く、本番まで注目度はさらに高まっていくだろう。
そもそも駿河台大学について詳しく知らない方もいるはずだが、どんな大学なのだろうか。公式HPによると、同大の基礎は1918年に開設された東京高等受験講習会に始まるとあり、その歴史は古い。1952年に学校法人駿河台学園となり、駿台予備学校を中心に発展を遂げてきた。
大学受験を経験した方なら一度は「駿台」を耳にしたことはあるだろう。その後、山梨県に駿台甲府高等学校、中学校、小学校を順次開校。駿河台大学が創設されたのは1987年だった。
現在は法学部、経済経営学部、メディア情報学部、スポーツ科学部、心理学部の5学部を擁する総合大学となっている。東京都調布市の駿河台大学第一幼稚園や専門学校なども有する一大教育グループだ。ただし、東京都北区の駿台学園中学校・高等学校とは関係がない。