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箱根駅伝初出場の駿河台大学の歴史や所在地、予備校との関係は?

2021 10/25 11:00SPAIA編集部
イメージ画像,ⒸPavel1964/Shutterstock.com
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1987年創設の総合大学

来年1月に開催される箱根駅伝の予選会で8位に入り、悲願の初出場を決めた駿河台大学が話題を呼んでいる。

法政大2年だった2000年の箱根に出場し、茶髪にサングラス姿で1区の区間賞を獲得した徳本一善氏が同大監督に就任したのが2012年。以降、着々と強化を進めてきた。中学教師を休職して昨年、同大心理学部3年に編入した31歳の今井隆生(4年)ら話題性も高く、本番まで注目度はさらに高まっていくだろう。

そもそも駿河台大学について詳しく知らない方もいるはずだが、どんな大学なのだろうか。公式HPによると、同大の基礎は1918年に開設された東京高等受験講習会に始まるとあり、その歴史は古い。1952年に学校法人駿河台学園となり、駿台予備学校を中心に発展を遂げてきた。

大学受験を経験した方なら一度は「駿台」を耳にしたことはあるだろう。その後、山梨県に駿台甲府高等学校、中学校、小学校を順次開校。駿河台大学が創設されたのは1987年だった。

現在は法学部、経済経営学部、メディア情報学部、スポーツ科学部、心理学部の5学部を擁する総合大学となっている。東京都調布市の駿河台大学第一幼稚園や専門学校なども有する一大教育グループだ。ただし、東京都北区の駿台学園中学校・高等学校とは関係がない。

プロ野球選手やオリンピック代表も輩出

大学名から駿河国があった静岡をイメージさせるが、所在地は静岡ではない。東京都千代田区にも駿河台という地名があるが、大学のキャンパスがあるのは埼玉県飯能市だ。西武池袋線の飯能駅、同線の元加治駅、JR八高線の金子駅から無料スクールバスで5~8分と案内されている。

東京新大学野球リーグの硬式野球部からは、矢島陽平が独立リーグを経てプロ野球の巨人入り(2017年に退団)。カヌーでロンドン五輪に出場した海渕萌や五輪3大会連続出場した矢澤一輝、レーシングドライバーの坪井翔らを輩出している。

タレントのアキラ100%も同大出身。客員教授にはニュース番組でお馴染みの政治ジャーナリスト・田﨑史郎氏も名を連ねている。

略称は「すんだい」。駿台ではなく駿大だ。2019年は予選会12位、2020年は15位とあと一歩で涙を呑んできた駿河台大学。悲願の箱根駅伝初出場を決め、ここから新たな歴史が刻まれていく。

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