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平昌でメダル量産か!オリンピックのスピードスケート競技を解説

2018 2/13 16:53hiiragi
Miho Takagi
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Ⓒゲッティイメージズ

1回勝負に変わり、スリリングになった男女500m

スピードスケートは1周400mのトラックを使って行われ、個人種目、マススタート、チームパシュートの3種目で男女合わせて14競技で争われる。

個人種目は男子が500m、1000m、1500m、5000m、10000m女子が500m、1000m、1500m、3000m、5000mに分けて行われ、インとアウトに分かれて2人1組でスタートを切り、タイムにより争われる。インとアウトの距離の差は交差区域で入れ替わることにより是正される。

カーブを2回しか回らない500mでは、スピードが乗った後にきついカーブを回るアウトコースが不利とされ、1998年長野オリンピックからインとアウト両方からスタートした合計タイムで争っていたが、平昌オリンピックからは、1回勝負に変更されよりスリリングな競技になった。

日本スピードスケートをリードした短距離500m

個人種目は距離により短距離と中距離、長距離に分かれるが、日本は過去の成績を見ても短距離で結果を残している。

全ての競技を通じて、冬季オリンピック初入賞となった1936年ガルミッシュ・パルテンキルヘンオリンピックでの、石原省三選手の4位入賞をはじめ、スピードスケート初メダルを獲得した1984年サラエボオリンピックの北沢欣浩選手の銀メダル、初の金メダル獲得となった1998年長野オリンピックの清水宏保選手など、全て500mで成し遂げた。

その他にも、1988年カルガリーオリンピックで銅メダルの黒岩彰選手や1994年リレハンメルオリンピック銅メダルの堀井学選手、長野オリンピック銅メダルの岡崎朋美選手など記憶に残る選手も多い。

中距離では、1992年アルベールビルオリンピックで橋本聖子選手が銅メダルを獲得し、長距離では、リレハンメルオリンピックで山本宏美選手が5000mで銅メダルを獲得した。

短距離界の女王、小平奈緒選手

平昌オリンピックには男子8名、女子8名で臨む。メダルも複数個期待できるのだが、中でも最も注目が集まるのは女子短距離の小平奈緒選手だ。小平選手は1986年生まれ、長野県茅野市出身。2010年バンクーバーオリンピックの女子チームパシュートで銀メダルを獲得しているが、2014年ソチオリンピックでは個人戦に出場して500m5位、1000m13位とメダルには届かなかった。そしてオリンピック後は、オランダに2年間練習拠点を移した。

当時のオランダはスピードスケート界を席捲しており、ソチオリンピックではメダルを23個も獲得して猛威を振るった。そんなオランダから多くを学び取ると、2014-2015シーズンのワールドカップ500mで種目別優勝を果たし、2017年世界選手権500m優勝、2017年世界スプリント選手権総合優勝、など短距離界の女王の座を不動にした。平昌オリンピック1500mの結果は、6位だったが、得意とする500mと1000mで実力を発揮し、メダル獲得が大いに期待される。

女子1500mで銀メダル!高木美帆選手

高木美帆選手は、1994年生まれ北海道出身の23歳。2010年に行われたバンクーバーオリンピックには15歳で出場を果たし、スケート界の宝ともてはやされ、次のソチオリンピックでは活躍を期待されていた。しかし、ソチオリンピックの国内選考会で結果を残せず、出場は果たせなかった。そこから4年、オリンピック後に作られたナショナルチームで力をつけると、2017-2018シーズンワールドカップでは1500mで4戦4勝、3000mでも優勝を飾り優勝が狙える位置まで上がってきた。

平昌オリンピックでは、3000mで5位入賞し、1500mでは銀メダルを獲得した。残りの出場種目である1000m、マススタート、チームパシュートでも活躍に期待したい。

好調日本勢、チームパシュート

チームパシュートはスピードスケート唯一のチーム戦。3名で構成された2チームがトラックの反対側からスタートを切り、男子は8周、女子は6周して、全員がゴールしたタイムで勝敗を決める。先頭を滑る選手は風圧を受けるため、途中で先頭を入れ替えながらチーム力を温存して滑る。競技は8か国が出場して、1回戦でタイムによる上位4か国が勝ち上がり、準決勝からはトーナメント方式で競われる。日本女子は今シーズンワールドカップでは3戦3勝と負け知らずの快進撃を続けている。

マススタートは平昌オリンピックから新規採用になった競技で、12~18名の選手が同時にスタートを切り、トラックを16周して、4周毎に3位までに与えられる中間ポイント(5点、3点、1点)と、ゴール順ポイント(60点、40点、20点)を合計して順位が決まる。

果たして、いくつのメダルを獲得することができるのか注目が集まる。

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