「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

スピードスケート、トレーニング方法をご紹介!

2017 2/9 09:26
スピードスケート
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by Paolo Bona / Shutterstock, Inc.

スピードスケート初心者の方へ。 スピードスケート選手の太ももは、女性のウエスト並みのサイズがあり、とてもたくましいですよね。 今回は、スピードスケート競技に役立つ、トレーニング方法をご紹介します。

バーベルスクワット

大腿四頭筋・大臀筋・大腿二頭筋など、下半身を総合的に鍛える基礎的なトレーニング方法が、バーベルスクワットです。特に、大腿四頭筋は全身の筋肉でかなりの割合を持つ箇所なので、バーベルスクワットは非常に効果的です。
しかし、バーベルスクワットは、正しい姿勢で行わないと腰を痛めてしまう可能性が非常に高くなります。腰ベルトの着用することと、大きく息を吸った状態で呼吸を止めて行い、腹圧を高めた状態でトレーニングを行うことを意識しましょう。

ダッシュ

スケートを履いたダッシュには、ショートダッシュとロングダッシュがあります。 まずショートダッシュでは、30m~50mの間でトップスピードに乗ることができるよう、力強くスケーティングします。これを繰り返すことで、瞬発力が鍛えられます。
次にロングダッシュですが、これは大腿部の持続性を高めることができるトレーニングです。60m?100mほどをダッシュします。トップスピードでの滑走距離が長くなるため、大きいストロークをする必要があります。

サイクリング

スケート選手が競輪に転向するケースがあるのをご存知でしょうか?スピードスケートとサイクリングには、密接な関係があるのです。 低強度なサイクリングを、休憩を挟まず長時間行うことで、呼吸器系に負荷を与え、結果的に全身の持久力を高めることができます。
1分あたりの心拍数に応じて、負荷を増やしたりすることが現在では主流となっています。スケートリンクがなくても一年中行えるため、初心者から上級者まで幅広く行われているトレーニングです。

レペテーショントレーニング

レペテーショントレーニングは、高強度のトレーニングの間に完全休憩を挟むトレーニングです。全力に近いコンディションでトレーニングを反復することで、最大パフォーマンスの向上が望めます。陸上競技などでもなじみのあるトレーニングですが、スピードスケートでは全力滑走から完全休憩の流れが一般的です。
また、このトレーニングは、氷上以外のサイクリング時などでも取り入れることができます。持続性のトレーニングなどと組み合わせると効果的です。

スライドボード

アメリカ発祥のトレーニング機器で、NHLでも取り入れられているそうです。横滑りの動きは、従来は氷上でしかできませんでしたが、スライドボードを用いれば、自宅でもできるようになります。膝や腰の負担が少ないことも特徴のひとつなので、初心者の方でも気軽に始めることができます。
また、上級者の方であっても、滑る長さを調整することで高負荷のトレーニングも可能なので、幅広い方のニーズに対応しています。1万円以下で始めることができるので、ぜひ取り入れたいトレーニングです。

まとめ

今回は、スピードスケートにおけるさまざまなトレーニングをご紹介しました。 トレーニングも研究が進み、日々新しいものが出てきます。鍛えたい部位を意識してトレーニングに臨むことも重要な要素です。 くれぐれも怪我には気をつけて、トレーニングを行いましょう。