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J1神戸・槙野智章、23日の古巣・浦和戦に気合「暴れ回る姿を見てもらいたい」

2022 2/3 19:24SPAIA編集部
ヴィッセル神戸の槙野智章,ⒸVISSEL KOBE

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「充実した時間を過ごせてる」

神戸キャンプ中のJ1ヴィッセル神戸DF槙野智章(34)が3日、練習終了後にオンライン会見に出席した。

昨年限りで10年間プレーした浦和レッズを退団。11月5日に契約満了を通達され、記者会見では気持ちを整理できず「レッズで引退したかった」とこぼして何度も涙を拭ったが、この日は「僕の表情を見て分かる通り、充実した時間を過ごせてます」と完全に吹っ切れた様子だった。

神戸には山口蛍、酒井高徳、武藤嘉紀ら日本代表として、ともにロシアワールドカップを戦ったメンバーも多い。「個人的にはすんなり溶け込めてると思ってる。彼らの発言や行動は、若い選手にポジティブな印象を与えてる。僕からもいろいろ発信して相乗効果を出していければいい」とすっかりチームに馴染んでいる様子だ。

昨季リーグ戦3位でACL出場権を獲得した神戸。アジアNo.1を目指して同じDFの25歳・菊池流帆や24歳の山川哲史、21歳の小林友希、18歳の尾崎優成ら若手選手と練習で汗を流している。

「コンビを組んで、ただただ驚きです。いろいろ引き出してあげたいと思ってたけど、僕も彼らから学ぶ部分が多い。早く練習試合などで課題を発見してリーグ開幕に持っていきたい」と刺激を受けている。

三浦淳寛監督からは年齢的なこともあってケガに注意するように指示されているが、「若手と同じ負荷かけていかないといけないと思ってる」と貪欲な姿勢を見せた。

ヴィッセル神戸の槙野智章

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神戸市民とともに戦う「MAKINOシート」設置

2日には「MAKINOシート」の設置を発表。ノエビアスタジアム神戸の今季主催試合でシーズンシート30席を購入し、ファンを招待する。

「神戸からオファーいただいた時にクラブの方と話し、設置が決まった。日本にサッカー文化を根付かせたいし、神戸の満員のお客さんの前でプレーしたい。街の方々と一緒に進んでいきたいという思いがある。まずはピッチで結果を出さないといけないが、エンターテイナーという部分でもまだまだやりたい」。ファンを大切にする槙野の思いは、いずれ神戸市民にも届くだろう。

今季は2月19日の開幕戦をアウェーで名古屋グランパスと戦い、2戦目の23日に早くも埼玉スタジアムで浦和レッズと激突する。「日程が決まった時に、まずそこに注目した。神戸の選手として埼スタに向かうのは楽しみ。ピッチで暴れ回る姿をレッズのサポーターに見てもらいたい」と気合を込めた。

赤く染まる、慣れ親しんだ埼玉スタジアムで、クリムゾンレッドのユニフォームを着た槙野はどんなパフォーマンスを見せるのか。シーズン序盤の注目の一戦となりそうだ。

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