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槙野智章が涙の浦和退団会見「レッズで引退したかった」

2021 11/17 17:41SPAIA編集部
会見した浦和の槙野智章,ⒸURAWA REDS
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ⒸURAWA REDS

2012年から10年間プレー「毎日泣いてます」

Jリーグの浦和レッズを今季限りで退団するDF槙野智章(34)が17日、オンライン会見に出席した。

11月5日にクラブから契約満了を通達されたが、いまだに気持ちの整理がついておらず何度も涙を拭った退団会見。「通達された時にはまさか自分がという思いが正直ありました。毎日泣いてます。たかが10年かもしんないけど、僕にとって10年はすごい濃かった。大好きなクラブでずっといたかったし、このクラブで引退したかったなと思って」と言葉を詰まらせながら正直に胸の内を明かした。

広島県出身の槙野は、2006年にサンフレッチェ広島ユースからトップチームに昇格し、2010年12月にドイツ・ブンデスリーガの1.FCケルンに移籍。2012年からJリーグに復帰して10年間、浦和レッズでプレーした。

2011年に15位に低迷していたチームに持ち前の明るさと前向きさ、高い身体能力で風穴を開け、2015年J1ファーストステージや2016年セカンドステージ、同年ルヴァンカップ、2017年ACL、2018年天皇杯など数々のタイトルを獲得した。J1通算398試合45得点。Jリーグベストイレブンにも広島時代も含めて計3度輝いた。

いい時も悪い時も知るからこそレッズ愛は強かった。チームメイトにも恵まれた。「よく仲良し集団じゃダメだと言われるけど、仲良すぎるんですよね。ピッチから離れてもご飯行こうとか、ゴルフ行こうとか、すぐ集まるんです。10年前も今もそう。その中に自分もいられたのがすごい幸せです。それが今後できなくなるのは辛いですね」

2018年に結婚した女優の高梨臨夫人にも報告。結婚に至ったのも「1試合で2ゴールを決めたらデートしてほしい」と約束を取り付けて交際スタートしたからだった。全てはレッズから始まった。

「妻も家族も毎試合スタジアムに来て応援してくれてたんで。みんな大好きなんですよ、レッズが。そういう姿を見せられなくなるのは辛い」。様々な思い出が甦ったのだろう、槙野はまた涙を拭った。

残り試合でゴール宣言、将来は監督で復帰の夢

来季以降のことは未定。引退の決断はしていないものの「毎日どうしたらいいんだろうという状況。自分でもどうしていいか分からない」と吐露する。別のチームで浦和と対戦することについて問われると「本音を言えば試合したくない。浦和相手に違うユニフォームでプレーする姿は僕も想像できない」と話した。

クラブを去ることは決まったが、まだ今季の試合は残っている。浦和は現在6位で、ACL出場権を獲得できる3位の可能性も残す。落胆する気持ちを奮い立たせて練習に励んでおり、「誰一人諦めてないし、リーグで3位以内を目指して今もトレーニングを積んでます」と必死に前を向く姿はこれまで見せてきた生き様そのものだ。

「ACLでの成長はものすごく大きいんで、若い選手はぜひともACLの舞台に行かないといけない」と後輩を思いやり、「お祭り男なんで盛り上げなきゃいけないし、持ってる男だと思うんでゴールを狙いますよ」と残り試合でのゴール宣言まで飛び出した。

将来的にはJリーグの監督をしたいという夢を持っており、現在、B級コーチライセンスを受講中。引退後の夢へ着々と歩を進めている。「次の目標は監督になって帰ってきたいと思ってます。今、新庄さんが野球界で盛り上げてるけど、あの監督を見たいと思ってもらえるような監督になって戻ってきたいなと思ってます」と日本ハムの新庄剛志を引き合いに出して目標を明かした。

「現実を受け止めないと前に進めない。時間をかけてでも今の自分の状況を整理して、何が必要なのか、ちゃんと整理して考えて次のステージに向かいたい」と涙をこらえた槙野。レッズに恋し、レッズ愛を貫いた男のサッカー人生はまだ終わらない。

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