今回も内にモタれる面を露呈
3歳ダート三冠競走の初戦として、大井競馬場で行われた羽田盃(JpnⅠ・ダート1800m)は単勝1.3倍という断然の支持を集めたナチュラルライズが勝利。前走の京浜盃に続いて重賞連勝を果たした。
レースは好スタートを切ったスマイルマンボが前走の雲取賞と同様にハナを奪い、2番手には雲取賞を勝利しての参戦のジャナドリアが続く展開。その直後の3番手から運んだナチュラルライズは向正面に入るあたりまで、口を割り、折り合いの難しさも見せながらの追走で1000m通過は1:02.4というペースだった。
ナチュラルライズの鞍上、横山武史騎手は4角で前をいつでも交わせるという絶好の手応えで外を回した。早め先頭に立つと後続を寄せ付けない独走で5馬身差、勝ちタイムは1:52.1(重)での決着となった。
横山武史騎手は「スタートは速い方ではないのでスピードが速い馬をいかして壁を作りました。折り合いは難しかったですが馬もよく我慢してくれました。4コーナーから早めに動いて、最後の直線で抜け出し、強い競馬をしてくれました」と振り返る。
一方、これまでのレースと同じく今回も直線では先頭に立ってから内にモタれるのを矯正しながら追われており、能力の高さは誰もが認めるものの、難しい部分を相変わらず露呈してしまった。
それでも鞍上は「荒削りな面もありますが、着実に一歩一歩成長していると感じます」と手応えは感じている様子。このままダート路線の頂点へと駆け上がるのか、次走の走りにも注目だ。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)














