初めてオリンピックでセーリングが行われたのは
セーリングの歴史はかなり古く、オリンピックにおいてもかなり歴史のある競技となっています。
オリンピックで初めてセーリングが採用されたのは、1896年の第1回アテネ大会でした。しかし、正式には第1回アテネ大会が最初とはされていません。なぜなら、この大会では、悪天候の影響を受けて全日程が中止となってしまったからです。
そのため、オリンピックのセーリングは、実質的には1900年のパリ大会から始まったと言えます。
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オリンピックとセーリングには、どのような関係性があるのでしょうか?
オリンピック競技の中でも少しマイナーと言われるセーリングですが、見るととっても熱くなり楽しむことができるんですよ!
今回は、そんなセーリングとオリンピックの関係についてご紹介します。
セーリングの歴史はかなり古く、オリンピックにおいてもかなり歴史のある競技となっています。
オリンピックで初めてセーリングが採用されたのは、1896年の第1回アテネ大会でした。しかし、正式には第1回アテネ大会が最初とはされていません。なぜなら、この大会では、悪天候の影響を受けて全日程が中止となってしまったからです。
そのため、オリンピックのセーリングは、実質的には1900年のパリ大会から始まったと言えます。
オリンピックのセーリングは、ある程度年齢を重ねても金メダルを獲れる可能性が高い競技です。実際に、ほかのメジャーなスポーツに比べると、メダリストの平均年齢が高くなっています。
セーリングは、体力も必要ですが、それ以上に経験がものをいうスポーツです。ボートや帆についての知識、気象条件による調整能力、そして風を読む能力などに試合展開が左右されることが多く、年配になってもメダルを獲得することができます。中には、50歳を過ぎてからメダリストになった選手もいるほどです。
最近は日本人選手のメダル獲得は遠のいていますが、日本人選手でもメダリストとなった人たちがいます。
日本は、1936年のベルリン大会で初めてセーリングに出場しました。1996年のアトランタ大会では、女子470級で重由美子選手と木下アリーシア選手が銀メダルを獲得しています。また、2004年のアテネオ大会では、男子470級で関一人選手と轟賢二郎選手が銅メダルを獲得しています。
現在は、女子470級で近藤愛選手と田畑和歌子選手のチームが世界ランク1位となっており、今後の活躍が期待されています。
2016年に開催されたリオオリンピックでは、新たに2種目がオリンピック種目として採用されました。それが、49erFXとナクラ17級です。
49erFXは女子種目で、男子の49er級のハルを使用して、リグ、セールを小さくして女子でも扱うことができるようになった艇を使用して戦います。また、ナクラ17級は、セーリングで初めての男女混合種目であり、男子1名、女子1名の2名でカタマランという双胴艇を使用して戦います。
どちらも今後日本人に活躍してほしいですね。
そして、気になる2020年の東京オリンピックの競技種目ですが、リオオリンピックと同じ470級(男女)、RS:X級(男女)、レーザー級(男子)、レーザーラジアル級(女子)、フィン級(男子)、ナクラ17級(男女混合)、49er級(男子)、49erFX級(女子)については、正式に継続採用されることが決定しています。
他にカイトボーディングという種目が候補に挙がっていますが、こちらも正式種目となる可能性が高いと言われています。カイトボーディングというのは、サーフィンのような小型のボードに乗り、カイトというパラシュートのような凧を利用してトリックを決めたり、進んだりする競技です。
今回は、オリンピックとセーリングの関係についてご紹介させていただきました。
現在世界ランク1位の日本人選手もいることから、東京オリンピックでも期待ができそうです。また、新たな種目となりそうなカイトボーディングも、盛り上がりを見せてくれそうですね。
ぜひ皆さんも今後注目してみてください。