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女子ラグビー、東北地方の強豪チームを紹介

2017 7/10 10:01kinsky
ラグビーボール
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Photo by SU1000/Shutterstock.com

ラグビーの競技人口が女子でも年々増え続けています。東北地方では以前まで高校や大学にクラブは無かったものの、クラブチームの活動は盛んです。そこで東北各県における女子チームを抜粋して解説します。

「東北ユース女子ラグビー」チームは、各県の精鋭が結集

東北5県(青森、岩手、宮城、山形、秋田)の小学生から高校生までの女子が集まってチームを作っているのが「東北ユース女子ラグビー」(練習グランド・岩手県奥州市)チームです。普段は各県ごとで離れて練習を行っていますが、大きな大会になると全青森、全秋田、全宮城、全岩手、全山形の選手が集結します。
青森県などで行われる「東北・北海道女子ラグビー交流会」他、「青森県ラグビーカーニバル」への参加、さらにリオ五輪に出場した「サクラセブンズ」の選手とも交流会を開いており、未来の五輪・ワールドカップ選手を目指して練習に励んでいます。

「宮城女子ラグビークラブ」は仙台拠点の7人制チーム

「宮城女子ラグビークラブ」は仙台を拠点としているクラブチームで、中学生から30代までの幅広い年代のメンバーが所属しています。7人制ラグビーのチームで、練習は月に1~2度、仙台高専名取キャンバスラグビー部の隣で練習を行っています。
普段は他の部活動を行っている高校生もいるので、土日を練習日に当てています。ラグビー経験がある仙台高専の教諭指導の下、メンバーは皆真剣に練習に励んでいます。2020年の東京オリンピックに出場できる選手の輩出を目指しています。

「八戸レディース」は東北1番の老舗女子ラグビーチーム

女子ラグビーチームの「八戸レディース」は東北では1番古い女子ラグビーチームとして知られています。「東北ユース女子ラグビー」チームとも随時交流があり、八戸高校グランドで合同練習を行うこともあります。また、「八戸レディース」としては、東京で行われている「女子ラグビー交流大会」などにも積極的に参加しています。
女子ラグビー熱が高い八戸ですが、2017年に東北の大学で初めて女子ラグビー部が創設された八戸学院大学に「八戸レディース」に所属していた2名の高校生が入部しました。

「東北アテルイブロッサムス」は岩手県チームの主力を構成

「東北アテルイブロッサムス」は岩手県に本拠を置く女子ラグビーチームです。全国大会における岩手県チームの主力が、このチーム所属メンバーです。国体など全国大会ではまだまだ実力が及びませんが、東北の各県を相手とする大会では常に優勝を争っています。
メンバーは小学生から社会人まで幅広く、中でも中学生チームと高校生チームが各大会で活躍しています。東北以外の大会にも積極的にオープン参加し、将来的には7人制ラグビーでの日本代表入りメンバーの輩出を目指しています。

「秋田ノーザンプレッツプレアデス」はかつて五輪メンバーも所属

秋田県にある社会人女子ラグビーチームが「秋田ノーザンブレッツプレアデス」です。サクラセブンズのメンバーである佐藤楓香さんが主将を務めていたクラブで、佐藤さんは2013年秋田大学1年生の時にミスユニバース秋田大会に出場したという異色のラガーレディです。
女子セブンズの秋田代表実績が豊富な「秋田ノーザンブレッツプレアデス」は、平成28年度東北総体(ミニ国体)で青森県を28対0という圧倒的スコアで優勝し国体への出場を決めました。

まとめ

東北各県における女子ラグビー界の状況や現在活動しているチームについて紹介しました。各県とも中高生からの指導に力を入れており、今年から初めて八戸学院大に女子ラグビー部が創部されるなど、楽しみが増えています。