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実力がトップレベルの関東地方の女子ラグビーチームを紹介

2017 7/10 10:01kinsky
ラグビーボール
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Photo by wavebreakmedia/Shutterstock.com

関東地方では、実力がトップレベルの女子ラグビーチームが多数活動している。東京、神奈川、埼玉など関東圏にある女子ラグビーチームから強豪の5チームをピックアップして、現在の姿などを紹介したい。

埼玉の「アルカスクイーン熊谷」には日本代表も在籍

リオデジャネイロ五輪の7人制ラグビー日本女子チームメンバーのうち7人が所属しているのが、クラブチームの「アルカスクイーン熊谷」だ。埼玉県熊谷市は元々ラグビーが盛んな地域だが、地元にキャンバスがある立正大学や企業からの協賛を得て2014年にこのチームが設立された。
所属選手はサクラセブンズの竹内亜弥選手や桑井亜乃選手ら日本のトップ選手ばかり。日本における女子ラグビーの最大の大会である「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」では、2014年、2015年連続で年間チャンピオンに輝いている。

「日本体育大学ラグビー部女子」は昨年日本一に輝いたチーム

神奈川県横浜市の健志台キャンバスを拠点としている「日本体育大学ラグビー部女子」は、2016年の「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」を制したチームだ。創部は1988年と、日本女子ラグビー界の礎を築いてきたチームで、現在は15人制でも7人制でも実力は日本でトップクラスである。
大学の女子ラグビーチームとしては部員数でも最大で、高校生女子ラグビー選手が最も入部を希望しているチーム。2017年のワールドカップメンバーとしても、伊藤優希選手、及川由季選手、清水麻有選手らが選ばれている。

W杯メンバーも輩出している「東京フェニックスラグビークラブ」

「東京フェニックスラグビークラブ」は2002年に発足した女子ラグビーチームで、足立区の帝京科学大学グランドを拠点に活動している。2016年12月に発表された「女子ワールドカップ2017」のメンバーとして、チームに所属している鈴木実沙紀選手、塩原優衣選手、江渕まこと選手が選出されている。
元日本代表の四宮洋平氏がオーナー兼監督として地方にも姉妹チームを作るなど、女子ラグビー界を盛り上げる活動を展開している。当面の目標は2020年の東京オリンピックに一人でも多くの選手を送り出すことだ。

群馬の「大泉高校」には県内初の女子ラグビーチームが創設

群馬県立大泉高等学校で2014年に県内初の女子ラグビー部が創設された。女子7人制ラグビーの大会への出場、そして未来のオリンピック選手の育成を目指して誕生した。太田市にある男子の強豪チーム「パナソニックワイルドナイツ」の練習場で、毎日放課後に汗を流している。
一年間の集大成となる「全国高等学校女子セブンズラグビーフットボール大会」には毎年単独チームで参加しており、他の道府県選抜チームと熱戦を繰り広げている。

東京の「Rugirl-7」はリオ目指して結成。山口真理恵選手も所属

「Rugirl-7」は一般社団法人「Rugirl-7」が運営している東京に拠を構える7人制女子ラグビーチームだ。リオデジャネイロ五輪から正式採用された女子7人制ラグビーの選手育成を目的に結成された。陸上、バレーボール、ハンドボールなど他競技から転向してきた選手が多く、リオ五輪でエースとして活躍した山口真理恵選手も所属しているチームである。
2016年の「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2016東京大会」では強豪の日体大を24対19のスコアで下してシリーズ初優勝を飾った。

まとめ

関東の女子ラグビーチームは小学生から社会人、五輪やワールドカップを目指す選手も所属しているチームがあるなど多彩である。紹介したチームの中から、2020年の東京オリンピックで活躍する選手も出てくるだろう。