世界ランクの1位はW杯4回の優勝を誇るニュージーランド
世界ランキング第1位のニュージーランドは、愛称「ブラックファーンズ」として自国民から愛され、ライバル国からは恐れられている存在です。これまで7回開催されているワールドカップを4回制しており、まだ3回しか開催されていない7人制のワールドカップでも1度優勝しています。
1990年以降の各国との対戦成績を見ても、負けたことがあるのは僅か3カ国だけ。勝率は約88%と他を圧倒しています。2017年大会においても、ニュージーランドは大本命です。
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ラグビーの国際統括団体である「ワールドラグビー」。この団体が発表している最新の女子ラグビー世界ランキングによると、第1位はニュージーランド、第2位はイングランドなどとなっています。そこで、世界ランキングを元に、女子ラグビー強豪国について解説します。
世界ランキング第1位のニュージーランドは、愛称「ブラックファーンズ」として自国民から愛され、ライバル国からは恐れられている存在です。これまで7回開催されているワールドカップを4回制しており、まだ3回しか開催されていない7人制のワールドカップでも1度優勝しています。
1990年以降の各国との対戦成績を見ても、負けたことがあるのは僅か3カ国だけ。勝率は約88%と他を圧倒しています。2017年大会においても、ニュージーランドは大本命です。
女子ラグビーの世界ランク2位はイングランドです。最強のニュージーランドを相手に1990年以降の国際大会で22回の対戦がありますが、7勝14敗1引き分けという成績です。他の国がニュージーランドに対してわずか1勝か0勝なのに比べて、イングランドがいかに健闘しているかが分かります。
イングランドには、国際大会への最多出場記録を持つカリスマ的存在のロシェロ・クラーク選手がいます。彼女は2014年のワールドカップ優勝に貢献したことを認められ、大英帝国勲章5等勲爵士を受賞しています。
女子ラグビーの世界ランキング3位はカナダです。ワールドカップでは1998年大会から2006年大会まで3回連続で4位という成績でしたが、前回の2014年大会では初めて決勝に進出しました。結果は21対9で敗れましたが、チームとしての組織力でトライを重ねる力があります。
リオ五輪の7人戦ラグビーでは、日本チームはカナダに45対0というスコアで完敗しています。2017年のワールドカップでカナダはプール組み分けでニュージーランドと同組のプールAに入っており、激しい順位争いが予想されます。
女子ラグビー世界ランキングの第4位はフランスです。ワールドカップにおいては、これまで3位が5回と実力のあるチームです。4位に終わった大会も1回ありますが、つまりこれまで準決勝に6度進出し、その全てで敗れてしまい3位決定戦に回っています。
2017年ワールドカップでは日本と同組のプールCに入っており、他に開催国でもあるアイルランド、オーストラリアと戦います。フランスの女子チームは、パス繋ぎとランでゴールを目指す美しいラグビーが特徴です。どちらかといえば日本チームに近い戦術を多用するチームです。
女子ラグビーの世界ランキング第5位はアイルランドです。アイルランドは過去のワールドカップで2014年大会の4位が最高の成績ですが、2017年大会の開催国でもあり、チーム力をアップさせています。
W杯のアイルランド大会は8月にダブリンとベルファストで開催されます。国としても世界的イベントとして捉えており、現在急ピッチで会場の整備が行われています。女子ラグビーはアイルランドでも人気スポーツで、盛り上がること必至でしょう。チームとしても初の決勝進出を目標にしています。
女子ラグビーワールドカップ2017年を控え、出場チーム12カ国が決定しています。通算4度の優勝を誇るニュージーランドに対して、他のチームがどう挑んで来るのかが注目です。そこで、世界ランキングの上位国について情報をまとめました。