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オリンピック種目・リュージュとは?日本で体験できる?

2017 2/9 09:26
リュージュ オリンピック
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Photo by Daniel Huerlimann-BEELDE / Shutterstock, Inc.

冬季オリンピックの正式競技として行われているリュージュ。 しかし、日本ではあまりなじみがなく、オリンピックでもさほど注目される競技ではありません。 今回はリュージュの基礎知識、ルールや概要、歴史などをまとめてみたいと思います。

そもそもリュージュって?

そもそもリュージュとは、フランス語で「木製のソリ」を意味する単語です。その名の通り、選手はソリに仰向けで乗り、氷上を滑る速さを競います。 オリンピックにおいては、男子一人乗り、女子一人乗り、二人乗り(この場合は男女は問われません)が採用されています。
このソリにはブレーキやハンドルはありません。シャーレと呼ばれる腰かける部分に横になり、水平なフォームを保ちながら、刃の向きをコントロールし、クーへと呼ばれる部分を足首で挟んで方向をコントロールします。

オリンピックでのルールは?

オリンピックでは、一人乗りは2日に分けて4回、二人乗りは1日2回、コースでのタイムアタックを行い、その合計タイムの短さで競います。タイムについては1/1000秒まで測定されます。ちなみに、長野オリンピックのリュージュのコースは1本1200~1300mのものでした。
ソリの重さは、一人乗りが21~25kg、二人乗りが25~30kgと定められています。総重量が重ければ重いほど、スピードが出るのですが(最高時速は120kmを超えることもあります)、選手については体重制限はありません。なお、男子については13kgまで、女子については10kgまでの重りをつけることが認められています。

スピードを出すコツ

上記のように、リュージュではまずは重さが大事になります。基本的に総重量が重ければ重いほど加速度は上がるので、当たり前といえば当たり前の論理です。
スタート時にはグリップを握り、ソリ全体の反動でスタートします。また、スタートしてからしばらくは加速レーンがあり、そこではスパイクのついた手袋で氷をかいて加速します。 そこからは空気抵抗を減らすことがカギとなり、基本的に足首でリュージュ自体をコントロールする以外は体を動かすことはありません。その結果、120km/hを超えるという驚異的なスピードを出すことができるのです。

もっとも危険も付きまとう

それだけの速度で、生身の人間が防具はヘルメットのみという状態で滑走するので、当然危険は伴います。特にコースアウトしてしまった場合には、全身が地面に叩きつけられる危険性があります。実際に、オリンピックだけでも1964年と2010年の2回、死亡事故が発生しています。
実際のオリンピックのルールは、上記のようにほとんど手は使いませんが、レジャー用のリュージュも存在しており、こちらは上半身を少し起こす形で、ハンドルで方向を操作できるものもあります。

日本でリュージュを体験するには?

日本人選手がオリンピックでメダルを獲得したことがなく、そもそも日本人にとってなじみの薄いスポーツであるリュージュですが、日本国内で体験できる施設がいくつかあります。 数は少ないですが、たとえば、長野のボブスレー・リュージュパーク、札幌のフッズスノーエリアなどで体験することが可能です。
もちろん、いきなりオリンピックのような高速で滑走することはなく、遊びでスタートすることができます。とはいえ、遊びであっても、迫力はなかなかのもののようです。

まとめ

リュージュは、日本ではあまりなじみのあるスポーツとは言えません。 しかし、レジャー用のものもあるように、コースさえあればスリルを存分に味わえるスポーツです。 ルールを理解したうえで、オリンピックを見てみるのも一興でしょう。

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