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【セントウルS】勝ち馬の平均上がりは33.9 馬場傾向からは決め手のある馬に注目

2019 9/6 11:00三木俊幸
本命馬に推されたタワーオブロンドンⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

瞬発力が必要とされるレース

今年は、CBC賞、アイビスサマーダッシュ、キーンランドCのサマースプリントシリーズ6レース中3レースを現地で撮影観戦。いずれも実績馬同士の接戦で、見応えのあるレースばかりだった。

今週末は、「サマースプリントシリーズ最終戦」と「GⅠスプリンターズSに向けての始動戦」という重要な2つの意味を持つレース、セントウルS(GⅡ・芝1200m)が行われる。いつもなら先週の馬場状態を分析するところだが、今週は開幕週のため分析はできない。過去10年の上がりタイムと通過順位を参考にして、出走各馬の適性から予想をしていく。

過去10年の上がりⒸSPAIA

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過去10年のセントウルSの上がりをみると、33秒台の上がりを使って勝利した馬が6頭という結果。平均すると1着が33.9、2着と3着がともに33.8という上がりを使っていることから、瞬発力が必要なレース傾向だということがわかる。

過去10年の通過順位ⒸSPAIA

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次に3着以内に入った馬の通過順位をみてみると、逃げ馬が3勝、先行馬が3勝と半数以上を占めており、逃げ・先行が有利とも思われる。だが、2着と3着に目を向けると、差し・追込馬の台頭もみられる。幕週だから先行有利と決めつけず、検討していく必要がありそうだ。

上位2頭の能力は抜けている

これらのデータをもとに、今回ピックアップするのは4頭。しかし、過去10年の平均上がり33.9に最も近かった馬でも0.3秒差、それ以外でも速い上がりを得意とする馬が少なく、能力に差が出そうなメンバー構成になってしまった。

3着以内に好走したときの平均上がりⒸSPAIA

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まずは平均上がり34.2だったタワーオブロンドン。この夏、初めての芝1200m戦となった函館スプリントSでは、洋芝ながら上がり33.5というタイムを使って3着に。続くキーンランドCでは重い馬場コンディションの中、ダノンスマッシュに僅差の2着と安定感は抜群。状態が良いため、引き続き中1週でレースに使うということであれば、阪神コースでも全く問題がないと思われる。これは、本気でサマースプリント王者を狙っているという証しではないだろうか。

ミスターメロディは、高松宮記念で初めて芝1200mを走り見事に優勝。また、上がり33.6という末脚を使えたという点から考えると、適性が高いと思われる。高松宮記念以来の休み明け、本番に向けての一戦になるのもしれないが、先行力もあるので2着は外さないだろう。

前走の北九州記念で勝利し、1000mだけの馬ではないということを証明したダイメイプリンセス。1200mでの平均上がりは34.8と遅く、上がりがかかるレースの方がよさそうだ。夏競馬で重賞4勝を挙げる活躍を見せた川田将雅騎手が、どのような手綱さばきを見せるのかに注目。

アンヴァルは1200mでの平均上がりが35.0と遅いが、前走の北九州記念では後方から鋭い末脚を使って追い込んできた。これまで、好走を見せたのは平坦コースがほとんど。そのため、急坂のある阪神コースに適応できるのかが気になるが、現在の出来の良さなら心配ないだろう。

【セントウルS予想】
◎タワーオブロンドン
○ミスターメロディ
△ダイメイプリンセス
△アンヴァル

印は4頭につけたが、上位2頭は抜けていると考えている。馬券対決の予算は5000円となっているサマーSPAIAシリーズだが、◎タワーオブロンドンと○ミスターメロディの馬連5000円の1点勝負とする。

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