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【AI予想回顧】アルゼンチン共和国杯はオーソリティが連覇達成 重賞4レースの結果は?

2021 11/8 17:00SPAIA編集部
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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

昨年よりハンデが3.5kg増も関係なし

11月最初の週末となった先週末はGⅠレースこそ無かったものの、アルゼンチン共和国杯(GⅡ・芝2500m)、みやこS(GⅢ・ダート1800m)、京王杯2歳S(GⅡ・芝1400m)、ファンタジーS(GⅢ・芝1400m)と4つの重賞レースが行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想とレース結果について振り返っていく。

ジャパンCや有馬記念などGⅠの舞台でも活躍する馬を輩出している伝統のハンデ戦、アルゼンチン共和国杯。AIの本命は複勝率38.9%と好成績を残している「4歳・関東馬」というデータに該当するアンティシペイトだった。

大外枠からスタートし、逃げるボスジラの直後2番手からレースを進めたアンティシペイト。今回は得意とする先行策での粘り込みに期待したが、道中のペースは遅く先頭から最後方まで一団となる形。4角で先頭に立ったものの、瞬発力が求められる展開となってしまっては厳しく、8着に敗れた。

道中、アンティシペイトの直後の3番手を追走。直線に向いてから後続を全く寄せ付けることなく完勝したのはオーソリティ。昨年よりハンデが3.5kg重い57.5kgも全く問題にせず、連覇達成。2着にはマイネルウィルトス、3着にはフライライクバードという結果だった。

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今年も3歳馬は勝利できず

ダートの重賞戦線で活躍する馬が阪神競馬場に集結し行われたみやこS。過去10年で3歳馬は【0-3-1-13】と勝利が無かったが、過去にレパードSを勝利して馬券に絡んだホッコータルマエやインカンテーションを上回る0.5秒差をつけたメイショウムラクモに期待した予想だった。

好スタートを切ったアナザートゥルースがレースの主導権を握るなか、メイショウムラクモは7番手の外目を追走する。3角から徐々に鞍上の柴田善臣騎手の手が動き始め、先行集団に取り付く構えを見せたが、思ったほどポジションは押し上げられず。直線ではジリジリ伸びているものの、5着までという結果だった。

勝利したのは、4角9番手から馬群を割って脚を伸ばしたメイショウハリオ。4角13番手から外を突いて凄い勢いで追い込んできたロードブレスとの追い比べも交わされることはなかった。2着ロードブレスから2馬身半差の3着には、逃げたアナザートゥルースがしぶとく粘り込み、3連単は369,130円という波乱の決着となった。

上がり最速の末脚も出遅れが響く

京王杯2歳SでAIが本命に推奨したのは、ヴィアドロローサ。「前走1200m」「キャリア3戦目」「8枠」と単回収率100%以上の好データに期待した。

スタートで出遅れたうえ、やや躓いた形となったヴィアドロローサは最後方のインコースからレースを進める形となってしまった。前半600mの通過が35.1と落ち着いてしまっては展開的にも厳しく、直線に向いて大外へと持ち出してメンバー中上がり最速の33.5を使って伸びてきたものの、8着に終わった。

勝利したのは道中2番手追走、直線早め先頭に立った8番人気のキングエルメス。残り200m過ぎで2着に入った4番人気トウシンマカオに迫られたものの、1.1/4馬身差をつけてそのまま押し切った。3着には5番手追走の3番人気ラブリイユアアイズが入り、3連単は113,390円という配当。1、3着馬は前走クローバー賞組が結果を残したレースだった。

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スリーパーダは伸びず7着

土曜の阪神競馬場では2歳牝馬による争い、ファンタジーSが行われた。AIは前走小倉2歳S組の中でも、「前走2着」「ノーザンF生産」という条件に該当するスリーパーダを本命とした。

五分のスタートを切ったスリーパーダだったが、やや折り合いを欠く仕草も見せて後方2番手を追走する。逃げるナムラデイリリーが後続に4馬身ほどのリードをとっていたが、後続は一団となる中で4角では大外を回す形。直線で追い上げを図ったものの、伸びを欠き7着という結果だった。

道中2番手から残り200mでナムラクレアと馬体を併せて伸びてきたウォーターナビレラ。鞍上の武豊騎手の左ムチに応えて伸び、ナムラクレアに3/4馬身差をつけての勝利。3着にはママコチャが入り、2→1→3番人気と上位人気馬で決着した。

ウォーターナビレラを管理するのは武幸四郎調教師。この勝利が武兄弟のコンビであげた初の重賞勝利となった。

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