ダノンファンタジーは12着
先週末は4つの重賞競走、土曜日には日経賞(GⅡ・芝2500m)と毎日杯(GⅢ・芝1800m)、日曜日には高松宮記念(GⅠ・芝1200m)とマーチS(GⅢ・ダート1800m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想結果はどうだったのか、振り返っていく。
春のGⅠシリーズの開幕戦でもある高松宮記念。AIの本命は5歳牝馬のダノンファンタジーだった。今回が初の1200m戦だったにも関わらず、快速馬モズスーパーフレアの直後2番手からレースを進めたが、最後は止まってしまい12着だった。
勝利したのは中団追走から馬群を割って抜けてきたダノンスマッシュ。前走の香港スプリントを勝利した勢いそのままにレシステンシアとの接戦を制した。3着には直線で内を突いたインディチャンプが入っている。
×◯◎で3連複的中
天皇賞(春)に向けても重要な一戦、日経賞。本命はワールドプレミア。2019年の有馬記念で3着となった舞台で復活を狙った。道中は中団を追走し、3角から徐々に進出を開始。直線では外から伸びてきたものの3着までだった。
勝利したのは3番手追走からロスなく立ち回ったウインマリリン。2着となったカレンブーケドールの追い上げを凌ぎ切り、重賞2勝目を飾った。予想は×◯◎で3連複1,630円が的中した。
共同通信杯組からまた重賞ウィナーが誕生
阪神競馬場で行われた毎日杯は、皐月賞だけでなくダービーに向けても意味を持つ一戦でもある。そうしたレースでAIが本命に推したのはシャフリヤール。能力面だけでなく、阪神芝1800mで単回収率452%と驚異的な成績を残す藤原英厩舎の相性の良さにも期待してのものだった。
スタートがあまり良くなかったシャフリヤールだったが、道中は4番手追走。1000mの通過が57.6というペースだったものの、直線では内から2頭目を抜け、外から追い込んできたグレートマジシャンを凌ぎ切って勝利した。
勝ちタイムは1:43.9のレコード。これでスプリングSのヴァクティファルスに続いて、共同通信杯組からの重賞ウィナー誕生となった。3着にはプログノーシスが入り、予想は◎◯▲で完全的中。3連単は2,550円という配当だった。
アメリカンシードは14着
中山ダート1800mで争われたハンデ重賞、マーチS。AIはダート転向後3連勝中のアメリカンシードを本命に推奨した。しかし、初の重賞挑戦ということもあってか、いつものように番手につける競馬はできずに5番手追走。向正面ではやや折り合いを欠く仕草も見せた影響からか、4角ではルメール騎手の手が動き始め、直線では失速。14着に終わった。
勝利したのは3番手を追走していたレピアーウィット。ゴール前ではヒストリーメイカーが追い込んできたものの、1/2馬身差で重賞初制覇を果たした。
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