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【ダービー卿CT】やっぱり難解! 狙いたいのは東風S惜敗組 当日まで覚えておきたいデータ

2021 3/28 17:13勝木淳
2021年ダービー卿CTのデータⒸSPAIA
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年齢とハンデに注目

1969年、英国騎手招待競走を東京と京都で開催。そのとき第18代ダービー伯爵エドワード・ジョン・スタンリーからトロフィーを寄贈されたことを記念し、ダービー卿CTは創設された。ダービー伯爵という位、その初代はロバート・ド・フェデラーズ。12世紀半ばにスティーブン王から与えられたという。そのころ日本はといえば、平清盛の父・平忠盛が、鳥羽法皇のために三十三間堂を建立。これにより昇殿を許可され、平氏が源氏に対して優位に立った頃のようだ。いやぁ、途方もない大昔の話だ。

そんな由緒あるダービー伯爵を拝したダービー卿CTは、毎年のように馬券偏差値が高く難解。今年はどうだろうか。データは阪神で行われた2011年を除く過去9年のものを使用する。

過去9年ダービー卿CT人気別成績ⒸSPAIA


1番人気【1-2-0-6】、複勝率の33%は1番人気としては頼りない。9年で6頭が馬券圏外と攻略の難しさを感じる。そうはいいつつ、勝ち馬は5番人気以内が独占。一発長打狙いで人気薄の単勝はやりすぎ。だが、6番人気以下は2、3着にかなりの確率で入ってくるので、そこはしっかり仕留めたい。

過去9年ダービー卿CT馬齢別成績ⒸSPAIA


4歳【2-4-1-27】、5歳【6-1-7-24】、6歳【0-3-1-29】で5歳が強く、4歳は見劣る。年齢別としてはやや極端な傾向がある。7歳以上は【1-1-0-37】。7歳2着1回(12年10番人気オセアニアボス)、8歳1勝(20年4番人気クルーガー)のみ。5歳はカラテ、トーラスジェミニら上位人気候補が多い。

過去9年ダービー卿CT斤量別成績ⒸSPAIA


ハンデ戦なので、斤量別の成績をみる。53キロ【1-0-0-3】なども怖いが、確率でいえば、55キロ【4-4-2-20】勝率13.3%、複勝率33.3%や57.5キロ【2-0-1-6】勝率22.2%、複勝率33.3%あたりだろうか。ハンデ戦では0.5キロ刻みのハンデを課された馬が来るという説があるが、このレースもそれが使えそう。ただし、0.5キロ刻みでいいのは57.5キロだけで、56.5キロ【0-0-0-6】、55.5キロ【0-0-0-1】とほかは評価できないので、注意。

過去9年ダービー卿CT牝馬斤量別成績ⒸSPAIA


それなりの斤量を課せられそうなスマイルカナがいるので、牝馬の斤量別成績をみると、55キロ以上は【0-1-0-5】。斤量を背負わされると危険かもしれない。そもそも牝馬全体が【1-1-0-8】でそこまで好走しないレースでもある。

カラテの不安要素

ここからは各馬のローテーションなど戦歴から傾向をつかんでいく。

過去9年ダービー卿CT前走クラス別成績ⒸSPAIA


目につくのは3勝クラスの【4-1-1-9】勝率26.7%、複勝率40%。昇級馬がいきなり通用するケースがある。今年も該当馬がいるので、詳しくみよう。

過去9年ダービー卿CT前走3勝クラス距離別成績ⒸSPAIA


前走3勝クラスのレースを距離別にみると、1400m【1-0-0-1】、1600m【2-1-1-6】、1800m【1-0-0-2】と延長も短縮も好走する。

過去9年ダービー卿CT前走3勝クラス着差別成績ⒸSPAIA


では3勝クラスをどのぐらいの着差で勝ったのかを調べると、0.1~0.2差【3-0-1-4】、0.0差【1-0-0-4】と僅差で勝ち切った馬が連勝する傾向がある。4歳牝馬だが、節分Sを0.0差で勝ったテルツェットがよさそうだ。なお、幕張Sを0.4差で勝ったウインカーネリアンも0.3~0.5差【0-1-0-0】に当たる。ちょっとサンプル数が少なすぎるので、評価は難しいところだ。

過去9年ダービー卿CT前走GⅢ組レース別成績ⒸSPAIA


前走GⅢは【4-3-3-45】で3勝クラスに次ぐ目立つ数字なので、掘り下げる。レース別成績では、阪急杯【2-1-0-6】、京都牝馬S【1-0-0-2】など1400m組が目立つ。同距離の東京新聞杯は【1-1-2-16】、頭数を考えると好走確率が低い。カラテよりメイショウチタンを評価すべしということか。

だが、前走1400mのGⅢに出走した馬の着差別成績では、負けても0.5以内【2-1-0-1】。メイショウチタンは0.6差6着で少し足りない。

過去9年ダービー卿CT前走GⅡ組レース別成績ⒸSPAIA


最後に今年は前走GⅡ組【0-2-2-16】が複数いるので、ここもレース別成績をみる。中山記念【0-1-2-8】がよさそう。ウインイクシードらも連下候補としては見限れない。

ステップレースにあたる前走東風Sは【1-2-1-14】で前哨戦としては微妙な立場。その着順別成績では1着【0-1-0-4】、2着【0-0-0-2】、3着【1-0-1-0】、4着【0-1-0-2】。1着トーラスジェミニや2着ボンセルヴィーソより3着トライン(6歳)、4着アトミックフォース(5歳)が妙味もあり、面白そうだ。

ライタープロフィール
勝木 淳
競馬ライター。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。

2021年ダービー卿CTのデータインフォグラフィックⒸSPAIA


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