フットサルで使うシューズとは?
フットサルは、室内、屋外のどちらでも行われるスポーツだ。そのため、屋内と屋外のどちらでプレーするのかということを把握しておく必要がある。特に屋内の場合だと、コートによっては使うことができないシューズもあるのでその点にも注意する必要がある。
また、フットサルはサッカーと似ているためサッカー用のスパイクでもいいのでは?と思う人もいるかもしれないがシューズの規則はルールで決められているため、スパイクを持って行って試合に参加できないなんてことにならないようにフットサルで使うことのできるシューズを選ぼう。
シューズを選ぶときのポイント
屋内、屋外での使用を問わずシューズを選ぶときのポイントはいくつかある。まずはサイズだ。普段履いているスニーカーと同じでいいやと決めるのはできるだけ避けよう。なぜなら、サイズは同じでも材質が異なるため履いた時の圧迫感や重さなどを確認したほうがいい。足でボールを扱うフットサルならなおさらだ。
また、メーカーによっては、サイズは同じでも横幅が狭く作られているものもあるので、そういった点も考慮しながら選ぶ際には試し履きをしたほうがいいだろう。試し履きをすることで、実際にプレーするときにこのシューズじゃなかった、という後悔や靴ずれといった事態を防ぐことができる。
もちろん、好きなデザインのシューズを買うというのもアリだが、その際も必ず一度試し履きをすることをお勧めする。
屋内コート用のシューズ
屋外のコートの場合、フットサル用のシューズからサッカーのトレーニングシューズ(スパイクと違って靴の裏が平らなシューズ)まで様々なタイプのシューズが使われている。
しかし、体育館などの屋内のコートでは場合によっては使用できないシューズが決められていることがある。細かい規定は各コートによって異なるので、詳しくは実際に使用するコートに確認することを忘れずに行ってほしい。ここでは大まかにどういうシューズがダメなのかということを説明する。それは「コートを傷つけるシューズ」だ。
先ほど屋外ではサッカーのトレーニングシューズも使われていると言ったが、屋内のコートではこのトレーニングシューズが使えない場合がある。トレーニングシューズは一見平らに見えるが、裏面は少しでこぼこしていて、全力で走ったり、ボールを蹴るときに力強く踏み込んだりすると屋内コートが傷つく可能性があるのだ。
では屋内で使えるシューズはどのようなものなのかと言うと「ノンマーキング」のシューズである。ノンマーキングとは先述のトレーニングシューズと異なりコートを傷つける恐れがないシューズのことだ。シューズによっては裏面にノンマーキングと記載されている。屋内でのシューズを選ぶときは注意してほしい。
屋外コート用のシューズ
屋外コートの場合屋内コートのように制限されていることはほぼない。しかし、屋内コートのところでも説明したように試し履きは必ず行うようにしてほしい。屋外にあるコートで多いのは人工芝のコートだ。人工芝の特徴としてあげられるのが、滑りやすさである。氷のようにツルツル滑るわけではないが、地面が濡れていないときでも滑ることがある(地面が濡れているときはなおさら滑りやすい)。
そのため、試し履きをする際には止まりやすかどうかということを意識しておくといいだろう。もし何を選べばいいのかわからないときはコートの管理会社にコートの特徴を聞いてみたり、スポーツショップの店員さんに相談してみるのもいいだろう。
屋内・屋外の兼用シューズ
スポーツショップでシューズを見ていると、屋内でも屋外でも使えるというシューズを見かけるかもしれない。これは読んで字のごとくどちらのタイプのコートでも使えるシューズだ。しかし、その1足だけを屋内、屋外どちらのコートでも使うことはお勧めしない。
確かにシューズの機能としてはどちらのコートでも使うことはできるが、例えば屋外のコートで使用した後に屋内のコートで使用するとなると、いくらきれいに拭いたとしても汚れを完全に落とすことは難しい。汚れたままで屋内で使用するとコートの床が汚れ、傷んでしまう。屋内、屋外の両方でプレーする場合はそれぞれ屋内用、屋外用のシューズを用意しておくことをお勧めする。
まとめ
ここまで、フットサルシューズの選び方を紹介してきた。スポーツショップに行くと数多くのシューズが並んでいてワクワクする一方、どれを選べばいいのかわからなくなってしまいそうになる。ぜひ、ご自身がシューズを使用するコートや足のサイズ、横幅、といった実際にプレーするときのことを考えて選んでみてほしい。