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プロ野球における背番号18の名選手たち

2020 6/16 17:50cut
(左から)巨人・菅野智之とオリックス・山本由伸ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

2020年現役選手の背番号「18」

エースナンバーのイメージが強い背番号「18」。2020年各球団の背番号「18」は下記の選手が背負っている。

西武:多和田真三郎投手
ソフトバンク:武田翔太投手
楽天:不在
ロッテ:二木康太投手
日本ハム:吉田輝星投手
オリックス:山本由伸投手
巨人:菅野智之投手
DeNA:三浦大輔二軍監督
阪神:馬場皐輔投手
広島:森下暢仁投手
中日:不在
ヤクルト:寺島成輝投手

不在:2球団
永久欠番:0球団
投手:9球団
捕手:0球団
内野手:0球団
外野手:0球団
二軍監督:1球団

2020年シーズンは10球団が背番号「18」を着用し、そのうち9球団が投手の番号となっている。日本の伝統として背番号「18」はエース、またそれに準ずる選手が背負うことが多く、DeNAは現役時代に長くエースを務めた三浦大輔二軍監督が背負い、楽天は田中将大、中日は松坂大輔が移籍してから不在となっている。

日本ハム・吉田輝星や阪神・馬場皐輔、ヤクルト・寺島成輝らドラフト1位で入団して「18」をつける投手も多い。2020年の新人では広島の森下暢仁。明治大学で通算13勝をマークした本格派右腕で、チームではメジャー移籍した前田健太以来の着用となった。 佐々岡真司監督が現役時代に背負っていた番号でもある。

受け継がれる巨人のエースナンバー「18」

巨人のエースナンバーは長らく「18」となっている。しかし、チーム創設期は必ずしも「18」がエースナンバーではなかった。沢村栄治が「14」、スタルヒンが「17」を背負っていた(スタルヒンは1年だけ「18」を着用)。

しかし、1946年から中尾輝三(1948年から碩志に改名)が「18」を背負い通算209勝。以降、藤田元司、堀内恒夫、桑田真澄とエースが受け継いできた。いずれも背番号の重みに負けることなく好成績をマークし、球史にその名を残している。

桑田がMLB・パイレーツへ移籍後、2007年から欠番となっていたこの番号を引き継いだのが杉内俊哉。ソフトバンクからFAで2012年に巨人へ移籍した際に背番号「18」を巨人から提示された。「生え抜きではない投手に対して「18」を渡すのはいかがなものか」との声もあったが、移籍から3年連続2ケタ勝利を達成する活躍で雑音を封印した。

杉内の引退後、2019年から「18」を背負うのが菅野智之だ。それまでの「19」を上原浩治に譲り、エースナンバーを受け継ぐことになった。これまで最多勝に2度輝くなど、今や球界を代表する本格派右腕。2020年もチームを優勝に導く活躍が期待されている。

西武の「18」は郭泰源から松坂、涌井、多和田へ

1998年の甲子園で春夏連覇を達成した横浜高校のエース・松坂大輔。同年のドラフト会議では西武、横浜、日本ハムの3球団が1位で入札。抽選の末に交渉権を獲得した西武に入団し、背番号「18」を与えられた。当時、西武の背番号「18」はエースナンバーという訳ではなかった。

1987年から1997年まで「オリエンタルエクスプレス」と称された郭泰源が着用。1年の空白の後、松坂が背負ったことでエースナンバーと認識されるようになった。

松坂が2006年オフにメジャーリーグ移籍した後は、2年のブランクを経て横浜高校の後輩でもある涌井秀章が受け継いだ。涌井は背番号が「18」となった初年度の2009年に沢村賞を受賞。エースナンバーの責務を5年間全うした。

涌井がFA権を行使してロッテへ移籍した後は、2015年ドラフト1位の多和田真三郎が受け継いでいる。多和田は2018年に16勝を挙げて最多勝。今後も郭、松坂、涌井と受け継がれてきたエースとしての活躍に期待がかかる。

「人間機関車」こと米田哲也から山本由伸への系譜

「人間機関車」「ガソリンタンク」などの異名を取り、プロ野球史上2位となる通算949試合に登板している米田哲也。鳥取県の境高校時代には甲子園出場はなかったもののプロから注目を浴び、1956年に阪急入団、背番号「18」を与えられた。

2年目となる1957年に21勝をマークすると、以降、日本記録となる19年連続二桁勝利を達成。金田正一(巨人他)に次ぐ史上2位となる通算350勝を挙げた。また、先発登板626試合、被安打4561本、敬遠120、失点1940、自責点1659は日本記録だ。

米田は阪急で1975年途中までプレーし、阪神、近鉄へ移籍。その両チームでは「18」を背負うことはなかった。これほどの記録を残した選手ではあるが、阪急において永久欠番にはなっていない。

阪急からオリックスに親会社が変わった後も、背番号「18」は野中徹博、杉本友ら有望投手が背負い、具臺晟、山口和男、岸田護を経て2020年から山本由伸が背負っている。2019年に最優秀防御率のタイトルを獲得した右腕への期待は大きい。

メジャーリーグで「18」を背負う選手たち

メジャーリーグで背番号「18」がエースナンバーという認識はない。そのためか、日本人投手が海を渡った際に背番号「18」を与えられることも多い。

2020年もツインズ・前田健太とマリナーズ・菊池雄星がこの番号を背負っている。かつてはレッドソックス時代の松坂大輔やマリナーズ時代の岩隈久志らも「18」だった。

しかし、日本では背番号「18」を背負ったヤンキース・田中将大は「19」だ。これは田中がヤンキースに移籍した当時、黒田博樹が同番号を着用していたためである。

また、メジャーリーグで背番号「18」はクリーブランド・インディアンスとシンシナティ・レッズの2球団において永久欠番となっている。インディアンスの「18」を背負っていたメル・ハーダーは、20年間のメジャー生活で通算223勝(186敗)をマーク。その後、コーチとしても20年以上にわたり複数球団で活躍した名選手、名コーチだった。ハーダーの功績を讃え1990年にインディアンスは背番号「18」を永久欠番としている。

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