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甲斐拓也が投手のイメージ覆すか?プロ野球における背番号19の選手たち

2022 3/9 20:00SPAIA編集部
阪神の藤浪晋太郎・ソフトバンクの甲斐拓也・オリックス:山岡泰輔,ⒸSPAIA
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2022年現役選手の背番号「19」

背番号10番台は投手のイメージが強いが、ソフトバンクでは甲斐拓也が「19」を背負う。往年の名捕手・野村克也氏が現役時代に背負っていた番号だ。

2022年各球団の背番号「19」は下記の通りとなっている。

ヤクルト:石川雅規投手
阪神:藤浪晋太郎投手
巨人:山崎伊織投手
広島:野村祐輔投手
中日:髙橋宏斗投手
DeNA:山﨑康晃投手
オリックス:山岡泰輔投手
ロッテ:唐川侑己投手
楽天:不在
ソフトバンク:甲斐拓也捕手
日本ハム:金子千尋投手
西武:佐藤隼輔投手

不在:1球団
永久欠番:0球団
投手:10球団
捕手:1球団
内野手:0球団
外野手:0球団

12球団中10球団が投手の番号として使用している背番号「19」。石川雅規(ヤクルト)、金子千尋(日本ハム)、野村祐輔(広島)、山﨑康晃(DeNA)、藤浪晋太郎(阪神)、山岡泰輔(オリックス)といった実績のある投手が背負っている。

巨人は東海大から2020年ドラフト2位で入団した山崎伊織、中日は中京大中京高から2020年ドラフト1位で入団した髙橋宏斗、西武は筑波大から2021年ドラフト2位で入団したルーキー佐藤隼輔ら期待の若手も多い。

楽天は2021年まで背負っていた藤平尚真が「46」に変更となったため空き番になっている。

野村克也氏以来43年ぶりに捕手として背負った甲斐拓也

戦後初の三冠王に輝き、ヤクルト、阪神、楽天の3球団で監督として通算1565勝を挙げた野村克也氏。現役時代の多くをともにした背番号が「19」だった。

1954年に南海に入団した当初は「60」で現役生活をスタート。1年目はわずか9試合出場、2年目の1955年も未出場だったが、期待のホープは背番号を「19」へ変更することになった。

すると1956年からレギュラーに定着。1957年には初の打撃タイトルとなる本塁打王を獲得した。1961年から1968年まで8年連続本塁打王となり、1965年には戦後初の三冠王。その後、選手兼任監督に就任するなど南海の中心人物として活躍した。南海を退団後もロッテ、西武で「19」を背負いプレーを続けた。

そんなホークスの「19」を2020年から捕手として43年ぶりに背負ったのが甲斐拓也だ。「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩で2017年から5年連続ゴールデングラブ賞を受賞。2018年の日本シリーズではMVPに輝いた。

今や球界を代表する捕手の一人となった甲斐。投手が多い背番号「19」のイメージを変えることができるか。

「19」で始まり「19」で終わった上原浩治

かつて巨人の背番号「19」は小林繁が背負っていた。小林はエース級の活躍を見せていたものの、「空白の1日」騒動で巨人に入団することになった江川卓との交換トレードで阪神へ移籍した非運の投手でもある。

その後、北海道拓殖銀行からドラフト1位で入団した吉田修司や、メジャーリーグでもプレーした木田優夫らが着用し、1999年から上原浩治が背負った。上原はルーキーイヤーから背番号を超える20勝を挙げ、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、沢村賞、新人王などタイトルを総なめ。2008年まで先発、抑えと様々な役割をこなし、海外FA権を行使してメジャーリーグへ移籍した。

新天地のボルチモア・オリオールズでも背番号「19」を与えられ、その後移籍したテキサス・レンジャーズ、ボストン・レッドソックス、シカゴ・カブスの全球団で背番号「19」を背負っている。

また、アテネオリンピック、北京オリンピック、第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など日本代表でも背番号「19」を着用。日本球界復帰となった2018年は「11」だったが、現役ラストイヤーの2019年は「19」に戻し、ユニフォームを脱いだ。

2021年から山﨑伊織が背負っている。1年目は右肘手術のリハビリに費やした右腕がどんな投球を見せるのか注目だ。

復活できるか藤浪晋太郎

阪神では、大阪桐蔭のエースとして甲子園で春夏連覇し、プロ入り後も1年目から3年連続2桁勝利を挙げた藤浪晋太郎が「19」を背負う。身長197センチの恵まれた体格から威力のあるストレートを投げ込む地元・大阪出身のスター候補だったが、4年目以降は下降線を辿っている。10年目の今季は期するものがあるだろう。

阪神の「19」はチームを代表する選手が背負ってきた。名外野手として活躍した藤井栄治、巨人から移籍した1979年に巨人戦8連勝を含む22勝を挙げた小林繁、1985年の胴上げ投手・中西清起、ノーヒットノーランを達成した川尻哲郎。その系譜を受け継ぐ藤浪は復活できるか。プロ10年目は勝負のシーズンとなる。

「火の玉投手」ボブ・フェラー

メジャーリーグの伝説として名を残す一人でもあるボブ・フェラー。スピードガンのない時代のため正確な球速はわからないものの、剛速球を投げたことで知られている。その投げっぷりからついた異名は「Heater from Van Meter」(日本では「火の玉投手」)だった。

ボブ・フェラーはクリーブランド・インディアンスで1936年のメジャーデビュー時は背番号「9」だったが、その後「14」を経て、1939年から1956年の引退まで背番号「19」を背負った。

その間に挙げた勝利数は実に266。6度の最多勝、7度の最多奪三振、1度の最優秀防御率を獲得するなど歴史に残る活躍を見せ、引退後に「19」はインディアンスの永久欠番となった。1962年にはアメリカ野球殿堂入りを果たしている。

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