源田壮亮がトップ、髙橋光成と平良海馬が大幅アップで続く
松井稼頭央政権2年目を迎える西武。このオフは主砲・山川穂高が国内FA権を行使してソフトバンクへ移籍した。これで、昨オフにオリックスへ移籍した森友哉に続き2年連続、12球団最多となる21人目のFA流出となった。
ただ、近年は守護神の増田達至や鉄腕・平井克典に、源田壮亮、外崎修汰の二遊間コンビなど主力の引き留めに成功するケースも増えてきた。その甲斐あって、現在チームには年俸1億円以上の「高給取り」が多数在籍している。
では、その中でトップの年俸を稼いでいるのは誰なのだろうか。外国人選手を除く2024年の西武の年俸ランキングトップ10は以下の通り(金額は推定)。
■2024年西武年俸ランキングトップ10
1位 源田壮亮 3億円(±0)
2位 髙橋光成 2億6500万円(8500万△)
3位 平良海馬 2億5000万円(8000万△)
4位 増田達至 2億4000万円(6000万▼)
5位 外崎修汰 1億6000万円(±0)
6位 中村剛也 1億5000万円(5000万▼)
7位 栗山巧 1億800万円(7100万▼)
8位 平井克典 9000万円(1000万△)
9位 今井達也 8000万円(3500万△)
10位 金子侑司 7000万円(5600万▼)
※()内は前年比
1位は3億円の源田壮亮だ。6年連続ゴールデングラブ賞に輝いている球界屈指の遊撃手は、2022年オフに5年総額15億円の大型契約を締結。このオフも現状維持で更改し、2年連続での球団トップとなった。
昨年は3月のWBCで日本代表の一員として世界一に貢献したものの、大会中に右手小指を骨折。一軍合流は5月下旬までずれ込んだ。100試合には出場したものの、プロ7年目にして初めて規定打席未到達に終わるなど、不本意なシーズンを送った。今季は再び攻守の要として躍動し、チームの勝利に貢献したいところだ。
2位は2億6500万円でエースの髙橋光成。昨季は3年連続の2桁勝利となる10勝(8敗)を挙げ、リーグ2位の防御率2.21をマークし、8500万円アップを勝ち取った。かねてからポスティング制度を利用してのメジャー挑戦を球団に伝えている右腕。今季は文句なしの成績でチームを優勝へと導き、新たなステージへの挑戦権を得ることができるか。
3位は2億5000万円で平良海馬。先発転向1年目の昨季は開幕ローテーション入りして23試合に先発、150イニングを投げ、チームトップの11勝(7敗)、防御率2.40をマークした。今季はさらなる飛躍が期待される右腕。先発投手としての初タイトル獲得にも期待がかかる。