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【西武】2024年の年俸ランキング 源田壮亮が3億円でトップ、投手陣が大幅アップで迫る

2024 2/4 06:30SPAIA編集部
(左から)西武の髙橋光成、源田壮亮、平良海馬
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ⒸSPAIA

源田壮亮がトップ、髙橋光成と平良海馬が大幅アップで続く

松井稼頭央政権2年目を迎える西武。このオフは主砲・山川穂高が国内FA権を行使してソフトバンクへ移籍した。これで、昨オフにオリックスへ移籍した森友哉に続き2年連続、12球団最多となる21人目のFA流出となった。

ただ、近年は守護神の増田達至や鉄腕・平井克典に、源田壮亮、外崎修汰の二遊間コンビなど主力の引き留めに成功するケースも増えてきた。その甲斐あって、現在チームには年俸1億円以上の「高給取り」が多数在籍している。

では、その中でトップの年俸を稼いでいるのは誰なのだろうか。外国人選手を除く2024年の西武の年俸ランキングトップ10は以下の通り(金額は推定)。

■2024年西武年俸ランキングトップ10

1位 源田壮亮 3億円(±0)
2位 髙橋光成 2億6500万円(8500万△)
3位 平良海馬 2億5000万円(8000万△)
4位 増田達至 2億4000万円(6000万▼)
5位 外崎修汰 1億6000万円(±0)
6位 中村剛也 1億5000万円(5000万▼)
7位 栗山巧  1億800万円(7100万▼)
8位 平井克典 9000万円(1000万△)
9位 今井達也 8000万円(3500万△)
10位 金子侑司 7000万円(5600万▼)

※()内は前年比

1位は3億円の源田壮亮だ。6年連続ゴールデングラブ賞に輝いている球界屈指の遊撃手は、2022年オフに5年総額15億円の大型契約を締結。このオフも現状維持で更改し、2年連続での球団トップとなった。

昨年は3月のWBCで日本代表の一員として世界一に貢献したものの、大会中に右手小指を骨折。一軍合流は5月下旬までずれ込んだ。100試合には出場したものの、プロ7年目にして初めて規定打席未到達に終わるなど、不本意なシーズンを送った。今季は再び攻守の要として躍動し、チームの勝利に貢献したいところだ。

2位は2億6500万円でエースの髙橋光成。昨季は3年連続の2桁勝利となる10勝(8敗)を挙げ、リーグ2位の防御率2.21をマークし、8500万円アップを勝ち取った。かねてからポスティング制度を利用してのメジャー挑戦を球団に伝えている右腕。今季は文句なしの成績でチームを優勝へと導き、新たなステージへの挑戦権を得ることができるか。

3位は2億5000万円で平良海馬。先発転向1年目の昨季は開幕ローテーション入りして23試合に先発、150イニングを投げ、チームトップの11勝(7敗)、防御率2.40をマークした。今季はさらなる飛躍が期待される右腕。先発投手としての初タイトル獲得にも期待がかかる。

増田、中村、栗山とベテラン勢が軒並みダウン

4位は2億4000万円で増田達至。2020年に年俸変動制の4年契約を結んだ右腕は、昨季40試合に登板も5勝5敗19セーブ、防御率5.45と悔しさの残る成績に終わった。年俸も昨季から6000万円ダウン。契約最終年となる今季は守護神へ復帰し、あと6に迫る節目の200セーブを通過点とする活躍が期待される。

5位には1億6000万円で外崎修汰が入った。昨季は136試合に出場し、打率.265、12本塁打、54打点をマーク。近年の不調からの復活を感じさせるシーズンとなった。昨オフに4年契約を結んでおり、年俸は現状維持。今季も世代交代が進む打線をけん引する活躍が期待される。

6位は1億5000万円の中村剛也。昨季はチームトップの17本塁打を放つなど88試合に出場したが、主に指名打者での起用だったこともあり、5000万円ダウンとなった。NPB史上9人目の500本塁打まであと29本に迫る中、今季は何本の美しいアーチを描くことができるか注目だ。

7位は1億800万円の栗山巧。40歳を迎えた昨季は同期入団の中村との併用で主にDHとして77試合に出場し、打率.217、7本塁打、19打点で、7100万円ダウンとなった。プロ23年目となる今季もバット1本で存在感を発揮したい。

今井達也が8000万円で9位、隅田知一郎は倍増

8位は平井克典で9000万円。昨季は中継ぎとしてチームトップの54試合に登板し、防御率2.55をマーク。シーズン最終戦で通算100ホールドも達成した。このオフにはFA権を行使した上で残留し、球団と2年契約を結んだ。今季もフル回転でブルペンを支える。

9位に3500万円アップの8000万円で今井達也が食い込んだ。昨季は19試合に先発して自己最多の10勝(5敗)、防御率2.30を記録。ただ、規定投球回には10イニング届かなかっただけに、今季は3年ぶりに規定投球回をクリアし、自身初タイトルを狙いたい。

10位は7000万円で金子侑司。昨季は4年契約の最終年で47試合の出場にとどまり、野球協約の減額制限(年俸1億円以上は40%)を超える5600万円ダウンとなった。世代交代の波が押し寄せている野手陣において、再びレギュラーの座をつかむことができるか。

なお、トップ10に入らなかった選手では、2年目の昨季9勝を挙げた隅田知一郎が2000万円から倍増となる4000万円。2022年のドラフト1位の蛭間拓哉は600万円アップの2200万円だった。

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