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ソフトバンクの2024「年男」 野手最年長V奪回のキーマン・柳田悠岐に飛躍期待の若鷹5人衆

2024 1/3 11:00SPAIA編集部
ソフトバンクの2024「年男」
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1988年生まれ、野手最年長の柳田悠岐

2024年に「年男」を迎えるのは、2000年生まれの24歳、1988年生まれの36歳となる選手たちだ。2024年の干支は「辰」。辰年生まれの年男たちを球団ごとに紹介していく。今回は小久保裕紀新監督の下、4年ぶりのV奪回を目指すソフトバンクの選手を取り上げる(支配下選手のみ)。

ソフトバンクの柳田悠岐


チームの顔がプロ入り後2度目の年男を迎える。チームで唯一の1988年生まれとなる柳田悠岐だ。昨季は2014年以来9年ぶりに全試合出場を果たし、リーグ3位の打率.299、同5位の22本塁打、同2位の85打点をマーク。163安打で自身2度目となる最多安打のタイトルも獲得した。

しかし、チームは3年連続でV逸。主将を務めた2年間で優勝へと導くことはできなかっただけに、36歳を迎える今季にかける思いは強い。野手最年長は4年ぶりのリーグ優勝、日本一奪回に向けてさらなる飛躍を誓う。

柳田と同じ外野手では、2年目の生海も2000年生まれの年男。東北福祉大からドラフト3位で入団した昨季は、二軍で8本塁打と持ち前の長打力を発揮するも、一軍では13試合に出場し、打率.200、0本塁打に終わった。

ただ、10月7日に行われたファーム日本選手権では4打数4安打で日本一に貢献し、優秀選手賞にも輝いた。オフには結婚も発表。守るものもできた23歳が2年目の今年、外野レギュラー争いに殴り込みをかける。

野村大樹はレギュラー獲得へ勝負の年

捕手では渡邉陸が2000年の辰年生まれ。神村学園から2018年育成1位で入団し、3年目の2021年に支配下登録を勝ち取ると、翌2022年には一軍で20試合に出場して3本塁打をマークした。しかし、昨季は一軍出場なし、二軍でも79試合で2本塁打と不完全燃焼に終わった。今季は強打の捕手として一軍での出番を増やしたい。

内野手では、野村大樹が2000年生まれの年男だ。昨季は自己最多の41試合に出場し、打率.216で待望のプロ初本塁打も放った。早稲田実高から2018年ドラフト3位で入団し、今季6年目を迎える。山川穂高がFAで加入し、内野のレギュラー争いが激しさを増す中、昨季の経験を糧に、プロ野球人生を左右する大事な1年に挑む。

投手では2年目の木村光とルーキーの澤柳亮太郎が2000年生まれの年男。佛教大から2022年育成3位で入団した木村は、昨季二軍で2勝を挙げ、7月に支配下登録を勝ち取った。しかし、その後は胸椎分離症を発症し、リハビリでシーズンを終えた。2年目の今季は先発で光る投球見せ、一軍の舞台を目指す。

社会人のロキテクノ富山からドラフト5位で入団した澤柳は、150キロ超の直球に、変化球はカットボール、カーブ、フォークを操る。2022年に台湾で行われた「第4回 WBSC U-23ワールドカップ」の日本代表に選ばれ、世界一にも貢献した。1年目から中継ぎの即戦力として期待がかかる。

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