5試合ぶり白星手にしたメンデス

東京ドームで行われている4位・巨人と6位・中日の3連戦。第3戦の先発はヨアンデル・メンデスと柳裕也と発表された。
巨人先発のメンデスは、今季ここまで8試合に先発して2勝3敗ながら、防御率2.35、QS(6回以上自責点3以下)も5度記録と、安定した投球を見せている。前回登板した23日のDeNA戦では、7回86球を投げて3安打6奪三振、無失点と快投。5試合ぶりに白星を手にした。そこから中6日で今日のマウンドに上がる。
中日戦には今季初先発。新助っ人左腕は左右どちらの打者も被打率は1割台に抑えているが、右打者には4被弾している。中日打線の主軸には細川成也や石川昂弥ら右の長距離砲が座っているだけに、細心の注意を払う必要があるだろう。
チームは今カード連勝し、貯金生活に突入した。このまま3連勝といきたいところ。平均147.7キロと球威あるストレートに、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を駆使する左腕が、今日もチームに勝利をもたらす投球を見せられるか注目だ。
前回対戦のリベンジ期す柳裕也
一方、中日先発の柳はここまで15試合に先発して3勝7敗ながら、防御率3.20、QSは9度記録と、まずまずの投球を見せている。前回登板した23日の広島戦(マツダスタジアム)では、6回108球を投げて5安打2失点と粘投も報われず、黒星を喫した。そこから中6日で今日の登板を迎える。
巨人とは7月4日(バンテリンドーム)に1度対戦し、8回111球を投げて2被弾を含む8安打5失点で負け投手となっている。今季の柳は左打者に対して被打率.282と苦手にしている。前回対戦時も丸佳浩と大城卓三の左打者2人に1発を浴びているだけに、今日も警戒が必要だろう。
チームは現在3連敗中で、借金も今季ワーストの19にまで膨らんだ。8月反攻へ7月の最終戦を白星で飾るためにも、右腕の好投に期待がかかる。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・小澤怜史-DeNA・石田健大(神宮)
阪神・伊藤将司-広島・大瀬良大地(甲子園)
【パ・リーグ】
日本ハム・C.ポンセ-オリックス・東晃平(エスコンF)
楽天・則本昂大-西武・隅田知一郎(楽天モバイル)
ソフトバンク・和田毅-ロッテ・小島和哉(PayPayドーム)
【関連記事】
・セ・リーグ前半戦をチーム成績で総括、打のDeNA、投の阪神が浮き彫りに
・巨人・秋広優人に覚醒気配…誰もが認めるアーチストの資質と今後の課題
・打たせて取る投手No1は誰だ?奪三振は少なくても結果を残す「匠の技」