23試合中、京セラドームの5試合以外はビジターゲーム
オールスターゲームが終わり後半戦が始まると、阪神は間もなく恒例の長期遠征に出る。8月は甲子園で高校野球が行われるため、長期間にわたってホームを空けるのだ。
1997年に大阪ドームが完成してからは8月も地元に帰ってこれるため、かつて呼ばれた「死のロード」というフレーズは死語になりつつあるとはいえ、それでもビジターゲームが多く毎年のように苦戦している。
今年は8月1日の中日戦(バンテリンドーム)から同27日の巨人戦(東京ドーム)まで23試合。途中、京セラドーム大阪で5試合組まれているとはいえ、8カード中6カードはビジターゲームだ。ここをどう乗り切るかは18年ぶりの優勝に向けて大きく影響するだろう。
優勝した1985年以降の長期ロード成績は下記の通りとなっている。
1985年以降の38年間で勝ち越し11回のみ
1985年から2022年までの38年間で勝ち越したのは11回しかない。勝率5割が5回、残りの22回は負け越している。
2013年から5年連続勝ち越すなど最近はドーム球場の増加や宿泊施設の充実、阪神ファンの全国化などビジターのハンデも軽減されつつあるのかも知れないが、それでも岡田彰布監督が指揮を執った前回優勝の2005年は10勝9敗1分けと辛くも勝ち越すのがやっとだった。
しかも、今年は13連敗中の“鬼門”横浜スタジアムが6試合もある。阪神にとって、まさにペナントの行方を大きく左右する正念場と言えそうだ。
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