ハイアベレージ維持する宮﨑敏郎
プロ野球のリーグ戦が再開され、セ・リーグはDeNAが阪神との首位攻防戦に3連勝して首位に立った。広島と巨人が0.5差で3位を争い、さらに8ゲーム離れて5位・中日、ヤクルトは中日とも1ゲーム差で単独最下位となっている。
SPAIAでは6月19日から25日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。
wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

DeNAは宮﨑敏郎が好調をキープしている。先週は14打数6安打の打率.429で、チームトップのwRAA2.6をマーク。阪神との首位攻防では2戦目こそ無安打だったが、初戦は2安打1打点、3戦目は3安打1打点と首位奪取に貢献した。
シーズン打率は12球団断トツの.378。25年ぶりの優勝とともに、ランディ・バース(阪神)のNPB最高打率.389や、内川聖一(横浜)の右打者最高打率.378の更新も期待される。
気を吐く阪神・大山悠輔、広島・坂倉将吾も好調
5連敗の阪神は打線に元気がない。その中で大山悠輔がチームトップのwRAA0.8、11打数3安打の打率.273をマークした。23日のDeNA戦では9回に今永昇太から8号ソロを放って完封を免れるなど、4番の意地を見せている。佐藤輝明が登録抹消された今、大山にかかる期待は大きい。
2勝1敗で再スタートを切った広島は坂倉将吾がチームトップのwRAA2.4だった。23日の巨人戦では6号ソロを放つなど出場2試合計6打数3安打。捕手として投手陣を引っ張りながら、打者としても投手を助けている。
12球団トップは巨人・吉川尚輝だった。先週は12打数6安打の打率5割、wRAA4.2をマーク。23日の広島戦では2号ソロを含む2安打1打点で勝利に貢献するなど存在感を発揮している。
中日・細川成也、ヤクルト並木秀尊も猛アピール
中日は細川成也が14打数4安打の打率.286、wRAA1.4でチームトップだった。21日の楽天戦で9号ソロを放つなど自慢のパワーでキャリアハイを更新中。現役ドラフトで加入した7年目のスラッガーが中日打線を牽引している。
最下位のヤクルトは獨協大から入団3年目の並木秀尊がwRAA2.6でチームトップ。23日の中日戦から1番として起用されており、いきなり猛打賞を記録するなど13打数6安打の打率.462。持ち前の俊足で打線に新風を吹かせている。
27日からDeNAは広島と、阪神は中日と3連戦が組まれている。DeNAが一気に引き離すのか、あるいは混戦のまま並走するのか。週間MVPに輝いた打者がキーマンの一人と言えそうだ。
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