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巨人・菅野智之が今季初登板初先発 リーグトップタイの6勝目狙うソフトバンク・藤井皓哉と激突

2023 6/11 11:00SPAIA編集部
ソフトバンク・藤井皓哉と巨人・菅野智之のインフォグラフィック

ⒸSPAIA

右肘の張りで出遅れた菅野智之

ソフトバンク・藤井皓哉と巨人・菅野智之のインフォグラフィック


巨人の菅野智之が11日のソフトバンク戦(PayPayドーム)で、今季初登板初先発のマウンドに上がる。

プロ11年目を迎えた右腕は、3月18日の日本ハムとのオープン戦(東京ドーム)で、右肘の張りを訴えて1イニングを投げ終えたところで緊急降板。以降は2軍で調整を進めざるを得ない状況となった。

5月28日のヤクルト戦で実戦復帰し、2試合に登板。直近の登板となった6月4日の日本ハム戦では、5.1イニング79球を投げて3安打1失点だった。そこから中6日で1軍復帰のマウンドに立つ。

2軍で計8.1イニングを投げて三振を3つしか奪えておらず、本来の球威を取り戻せているか少し気がかりではある。だが、昨季も右肘の違和感などによる離脱がありながら、2年ぶりの2ケタ勝利を達成した。今季もここから大車輪の活躍を見せることができるか。エースとしての意地の投球を期待したい。

チームトップタイの5勝挙げている藤井皓哉

一方、ソフトバンクの先発は藤井皓哉。今季から先発に転向してここまで8試合に登板してチームトップタイの5勝(3敗)を挙げ、防御率2.51と好成績だが、QS(6回以上自責点3以下)はわずか2度のみと、長いイニングを投げ切ることはできていない。

前回登板した4日の広島戦(マツダスタジアム)でも、5.1回85球を投げて5安打2失点。白星こそ手にしたが、5投手の救援を仰いだ。これで3試合連続6回未満での降板となっている。

今季生命線となっているのはスライダー。中継ぎを務めていた昨季はストレートとフォークで三振の山を築き、投球割合も9割近くを占めていた。だが、今季はスライダーの割合がストレートに次ぐ20.6%、被打率も.091とほとんど打たれていない。

昨日は投手陣が乱調で、6投手をつぎ込んだうえで6-10と大敗。藤井には先発として少しでも長いイニングを投げることが期待される。首脳陣の期待に応え、カード勝ち越しへチームを導くことができるか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【交流戦】
日本ハム・北山亘基-阪神・才木浩人(エスコンF)
楽天・松井友飛-中日・髙橋宏斗(楽天モバイル)
西武・平良海馬-ヤクルト・小澤怜史(ベルーナドーム)
ロッテ・佐々木朗希-広島・黒原拓未(ZOZOマリン)
オリックス・宮城大弥-DeNA・大貫晋一(京セラD大阪)

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