山下舜平大が西武と2度目の対戦

オリックスの高卒3年目右腕・山下舜平大が23日、本拠地・京セラドーム大阪での西武戦で今季3度目の先発マウンドに上がる。
今季開幕投手で一軍デビューを飾った右腕は、ここまで2試合に先発して1勝0敗、計10.1イニングを投げて防御率0.87、奪三振率14.81と素晴らしい投球を見せている。前回登板した11日の楽天戦(楽天モバイル)では、5回93球2安打10奪三振で無失点に抑え、プロ初勝利を手にした。そこから中11日で今日の登板に臨む。
持ち球はストレート、カーブ、フォークの3つながら、速球の平均球速は154.1キロ、カーブは被打率.091、フォークに至ってはまだ1本も安打を打たれていない。全ての球種が一級品といえる。
西武とは3月31日の開幕戦(ベルーナドーム)で対戦し、5.1回84球を投げて4安打7奪三振1失点。プロ初登板ながら落ち着いたマウンドさばきで、相手エースの髙橋光成と見事な投手戦を演じた。今日も西武打線をねじ伏せる投球を見せることができるか注目だ。
前回対戦の雪辱期すエンス
一方、西武の先発はディートリック・エンス。今季はここまで3試合に先発して1勝2敗、防御率4.26の成績。前回登板した16日の日本ハム戦(エスコンF)では、6回91球を投げて8奪三振、無安打無失点の快投で、今季初勝利を飾った。そこから中6日で今日の登板を迎える。
オリックスとは今季開幕2戦目の4月1日(ベルーナドーム)に対戦し、3回80球を投げて杉本裕太郎に1発を浴びるなど5安打6失点でKOされている。ただ、昨季は4試合対戦して2勝1敗、防御率3.09と相性は悪くない。
注意したいのは、中川圭太。昨季6打数2安打1本塁打と打たれており、今季も2打席対戦して二塁打、四球と苦戦している。オリックス打線の中軸を担うバッターだけに、早めに苦手意識を払拭しておきたいところだ。
チームはここまで11勝7敗の貯金4で、ロッテと並び首位と好調なスタートを切った。今カードもここまで1勝1敗の五分。前回同様のピッチングで、チームをカード勝ち越しに導くことができるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
楽天・岸孝之-日本ハム・上原健太(楽天モバイル)
ロッテ・種市篤輝-ソフトバンク・大関友久(ZOZOマリン)
【セ・リーグ】
ヤクルト・吉村貢司郎-巨人・横川凱(神宮)
中日・福谷浩司-阪神・才木浩人(バンテリンドーム)
広島・玉村昇悟-DeNA・東克樹(マツダスタジアム)
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