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勝てば首位の阪神は才木浩人が先発、ヤクルト吉村貢司郎はプロ初勝利狙う

2023 4/9 11:00SPAIA編集部
阪神・才木浩人とヤクルト・吉村貢司郎のインフォグラフィック

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今季初登板で勝利を挙げた才木

阪神・才木浩人とヤクルト・吉村貢司郎のインフォグラフィック


昨日は阪神が完封リレーで勝利し、1勝1敗で迎える3戦目。勝てば首位に立つ阪神は才木浩人が先発する。

須磨翔風高からドラフト3位で入団して7年目の右腕。右肘のトミー・ジョン手術から復活し、昨季は9試合に登板して4勝1敗、防御率1.53の成績を残した。

しなやかな腕の振りでキレのいいストレートを投げ込み、フォークの落差も大きい。今季は開幕ローテ入りし、4月2日のDeNA戦で6.1回4安打8三振1失点で勝ち投手。幸先のいいスタートを切った。

昨季のヤクルト戦は2試合で9回を投げ、1勝0敗、防御率2.00。7月30日(甲子園)には村上宗隆に一発を浴びている。昨季の三冠王も今季はまだ1本塁打のみと調子は上がらないが、一発が出るとチーム全体が勢い付くだけに細心の注意を払いたい。

岡田彰布監督が就任し、18年ぶりの「アレ」を狙う阪神。優勝争い最大のライバルとの最初の3連戦で勝ち越すためにも、才木が試合を作ることは絶対条件だ。

オープン戦の阪神戦で7回無失点の吉村

一方、ヤクルトの先発は吉村貢司郎。東芝からドラフト1位で入団したルーキー右腕だ。

プロ初登板初先発となった4月2日の広島戦では5回5安打4三振2失点。白星こそつかなかったものの、試合を作ってチームの勝利に貢献した。

平均球速145.8キロのストレートが48.8%を占め、次いで多いのが17.4%のフォークとスライダー。さらにカーブ、カットボール、シュートも操る実戦派だ。

阪神とはオープン戦で2度対戦しており、計7回3安打9三振無失点。4番・大山悠輔が好調だけに、その前に走者が溜めないことが重要だろう。

まだ序盤ではあるものの負ければ首位陥落となる一戦。踏ん張りどころで吉村がプロ初勝利を飾るか注目だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・石田健大-中日・福谷浩司(横浜)
広島・玉村昇悟-巨人・赤星優志(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
ロッテ・種市篤暉-楽天・岸孝之(ZOZOマリン)
オリックス・J.ニックス-日本ハム・金村尚真(京セラD大阪)
ソフトバンク・藤井皓哉-西武・D.エンス(鹿児島)

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