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ヤクルトのドラ5新人・北村恵吾が二軍で二冠王!中央大の系譜受け継ぐスラッガー

2023 4/9 06:00SPAIA編集部
ヤクルトの北村恵吾,ⒸSPAIA

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イースタンで早くも5本塁打18打点

ヤクルトのドラフト5位ルーキー・北村恵吾内野手(22)が二軍でアピールを続けている。4月7日現在、イースタン・リーグで5本塁打、18打点をマークしており、いずれも12球団トップ。持ち前のパンチ力をいかんなく発揮している。

岐阜県出身の北村は、中学時代に現中日の根尾昂とともに岐阜県選抜でプレーした経験を持ち、滋賀・近江高では1年夏から4番。3年生時の2018年は春夏連続で甲子園に出場し、夏は準々決勝で吉田輝星(現日本ハム)を擁する金足農に敗れたものの、初戦の智弁和歌山戦で2本塁打を放つなどベスト8入りに貢献した。

高校通算44本塁打の実績を引っ提げて中央大に進学し、2学年上の牧秀悟(DeNA)や阪神にドラフト1位で入団した同級生の森下翔太らとプレー。東都リーグ通算6本塁打を放ち、今春キャンプではドラフト1位の吉村貢司郎とともに一軍メンバー入りしていた。

強打者を多数輩出する中央大

近年、中央大からは有望選手が続々とプロ入りしている。第5回ワールドベースボールクラシックでも活躍した牧のほか、日本ハムの五十幡亮汰や西武の古賀悠斗も中央大だ。

ほかにも巨人・鍬原拓也、鍵谷陽平、DeNA・神里和毅、ロッテ・美馬学、澤村拓一、井上晴哉らもいる。さらに歴史をさかのぼると、阿部慎之助や亀井善行、笘篠賢治、高木豊、小川淳司、熊野輝光、佐野仙好、藤波行雄、石渡茂、末次利光、桑田武ら強打者を多数輩出している。

阪神・森下とともに、その系譜を受け継ぐ北村への期待は大きい。一軍の内野はサード村上宗隆、セカンド山田哲人、ファースト・オスナと強力布陣のためレギュラー奪取へのハードルは高いが、このまま結果を残し続ければ一軍からお呼びがかかっても不思議ではない。リーグ3連覇を狙うヤクルトは、次代を担う若手も着々と育っている。

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