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日本ハム新庄剛志監督、今季のキーマンは松本剛と五十幡亮汰 自身のパフォーマンスは封印?

2023 3/27 16:34SPAIA編集部
会見に出席した日本ハム・新庄剛志監督

ⒸSPAIA

開幕へ向け「勝ちグセつけさせることできた」

「パーソル パ・リーグ」記者会見が27日オンラインで開かれ、パ6球団の監督が出席した。

今季のプロ野球は、新球場「エスコンフィールド北海道」の開場を記念して3月30日に行われる日本ハム-楽天戦で、シーズンの幕が開ける。日本ハムの新庄剛志監督は「平均年齢22.5歳。この若い力で何とか優勝目指してやっていく。それだけ」と今季へかける意気込みを端的に語った。

オープン戦では11勝6敗1分けの2位。「2月1日のキャンプからオープン戦含めて、勝ちグセを付けることを意識してきた。何とかつけさせることができた」と開幕へ向けて調整は順調に進んでいる。「野村君の守備がちょっと心配かな笑」とOP戦4失策の野村佑希をイジる余裕も見せた。

今季のキーマンについては「去年、首位打者を獲った松本君が今年どれだけの活躍をしてくれるか、センターの五十幡君が塁に出て、どれだけ走ってくれるか」と松本剛、五十幡亮汰の2人の名前を挙げた。清宮幸太郎ら若手大砲が育ちつつあるだけに、その前を打つバッターが固まれば、リーグでも一、二を争う強力打線が出来上がる。

新球場は世界一の球場、新庄節もさく裂

会見では新球場についての質問も飛んだ。「エスコンフィールドは世界一の球場だと思うので、1度試合を見に来てもらえたらわかると思う。最大の売りは天然芝。球場が日本一狭いので、たくさんホームランとか出て、観ているファンのみんなは楽しい試合になるんじゃないかと思います」とファン目線でその魅力をアピール。

オープン戦(3月14、15日)で新球場を体感した西武の松井稼頭央監督も「球場に入った途端アメリカにいるような、選手たちも練習していてテンションが上がっていた。ロッカーなどもビジターでもやりやすい環境かなと思いました。日本にもこのようなスタジアムができたのかと驚くばかりでした」と絶賛していた。

また、独特の新庄節で会見を盛り上げた。冒頭から「今年からプロ野球に参戦します、ファイターズの新庄です」とボケてスタート。監督同士で質問はありますかと振られた際には「所沢の階段はエスカレーターにならないですか」と西武・松井監督に問いかけるなど、昨季様々なパフォーマンスでチームを盛り上げたBIGBOSSが、この会見でも多くの笑いを誘っていた。

しかし、シーズン中については「出しゃばらないようにする、選手が主役ということで」とパフォーマンスを控える発言も。今季を勝負の年と位置付ける。昨年最下位からの巻き返しへ、勝利のために全力を振り絞る新庄ファイターズ2年目の戦いがいよいよ始まる。

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