交流戦オリックス戦では4.2回11安打6失点だったサイスニード

ヤクルトが先勝した日本シリーズ。連勝を狙うヤクルトは第2戦にサイスニードが先発する。
来日2年目の今季は23試合登板で9勝6敗、防御率3.54。阪神と戦った10月13日のCSファイナルステージ第2戦では5.2回1失点で勝ち投手になっている。
193センチの長身から投げ込むストレートは球威十分。中9日でコンディションは問題ないだろう。ただ、6月7日に登板した交流戦のオリックス戦(京セラドーム)では、4.2回11安打6失点で負け投手となっているのは気掛かりだ。
前夜の初戦では1番・福田周平、2番・宗佑磨を計10打席で9打数1安打1四球に封じたことが、10安打を許しながらも3失点でとどめることにつながった。やはり、吉田正尚、杉本裕太郎の前に走者を出さないことが重要だ。
短期決戦の日本シリーズで連勝すれば大きなアドバンテージとなるのは言うまでもない。サイスニードがどこまで粘れるかは勝敗を左右しそうだ。
プロ通算打率.235の山﨑
一方のオリックスは山﨑福也が先発する。今季は24試合登板で5勝8敗2ホールド、防御率3.45。11勝を挙げた宮城大弥ではなく、山﨑を2戦目に立てたのは打撃面への期待もあるだろう。
DH制のない神宮で、初戦はチャンスで打席が回ってきた山本由伸が凡退する場面もあった。山﨑は日大三高3年春に出場した2010年センバツで準優勝し、1大会で通算13安打の最多タイ記録を樹立した打撃センスの持ち主。今年6月2日のDeNA戦でも中前打を放ち、翌3日の広島戦では代打でも起用された。プロ通算17打数4安打、打率.235の成績を残している。
とはいえ、肝心のマウンドで仕事を果たさないと本末転倒だ。前夜も本塁打を放った主砲・村上宗隆には細心の注意を払う必要がある。
昨年の雪辱を狙うオリックスは今日勝って1勝1敗のタイで大阪に戻りたい。山﨑の投打にわたる活躍が期待される。
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