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三冠王vs四冠王?日本シリーズで村上宗隆と山本由伸の対決を望む声、2021年の対戦成績は?

2022 9/20 06:00SPAIA編集部
ヤクルトの村上宗隆とオリックスの山本由伸,ⒸSPAIA
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オリックスがソフトバンクに3連勝で0差接近

オリックスが19日のソフトバンク戦に延長10回サヨナラ勝ちして「天王山」で3連勝。首位ソフトバンクとゲーム差なし、勝率わずか1厘差に詰め寄った。

オリックスは初回に吉田正尚の19号2ランで先制すると、一度は逆転されたものの、4-5で迎えた9回に再び吉田正尚がモイネロから千金タイムリーを放って追いつき、10回には宗佑磨がサヨナラ打を放って劇的勝利。17日は絶対エース山本由伸が完封、18日には宮城大弥が千賀滉大に投げ勝つなど力でソフトバンクをねじ伏せ、まさに神がかっている。

ソフトバンクの優勝マジックは「9」のまま据え置き。残り試合はオリックスが6、ソフトバンクが10となっているが、3位・楽天とは2.5差がつき、4位・西武は4.5差に開いた。優勝争いは2チームに絞られたと見てもいいだろう。

ネット上では、早くも日本シリーズで「山本由伸vs村上宗隆を観たい」などと気の早い声も挙がっている。ヤクルトとオリックスが日本シリーズで対決すれば昨年と同じカードとなるが、盛り上がりは昨年以上になることは間違いないだろう。

なぜなら村上は歴代2位タイの55本塁打に打点、打率もトップで三冠王が濃厚、山本はハーラートップの14勝に防御率、奪三振、勝率もリーグ1位で四冠王が濃厚だからだ。両者の対決は、現在の日本球界で最高レベルの名勝負となるだろう。

2021年日本シリーズの村上vs山本は7打数1安打4三振

2021年の日本シリーズで戦った2人の成績を振り返ってみたい。村上の成績は下表の通りだった。

村上宗隆の2021年日本シリーズ成績


京セラドーム大阪で行われた初戦、村上は第1打席で先発の山本由伸から安打を放ったものの、第2、第3打席は三振。同点の8回にヒギンスから勝ち越しの2ランを放った。しかし、試合はオリックスが9回に3点を奪って逆転サヨナラ勝ちした。

第2戦は宮城大弥から1安打。試合は高橋奎二のプロ初完封でヤクルトが1勝1敗のタイに戻した。

東京ドームで行われた第3戦、第4戦とヤクルトは連勝するが、村上は無安打。第5戦は山﨑福也からシリーズ2本目のアーチを架けたものの、チームは逆転負けを喫した。

ほっともっとフィールド神戸に舞台を移した第6戦は再び山本が先発。凍えるような寒さの中、延長12回の熱闘を制したヤクルトが優勝した。ただ、村上は5打数無安打。9回まで投げた山本とは、初戦も合わせて7打数1安打4三振と封じ込まれている。

シリーズ通算でも2本塁打は放ったものの、打率.217と振るわなかった。日本一になったとはいえ、個人記録だけを見ると当時21歳だった若き大砲は本領を発揮できないまま終わったと言えるだろう。

日本シリーズで「夢の対決第2章」は実現するか

山本にとっても、チームが勝てなかった以上、悔しいシリーズだったに違いない。個人成績は下表の通り。

山本由伸の2021年日本シリーズ成績


第1戦は6回5安打9三振1失点。第6戦は9回6安打11三振1失点。2試合合計で20三振を奪い、防御率1.20は胸を張れる成績だ。

しかし、いずれの試合も勝ち負けはつかなかった。初戦は劇的な逆転サヨナラ勝ちだったが、第6戦は延長12回で無念の敗戦。目の前で敵将の胴上げを拝む悔しさは忘れていないだろう。

つまり、両者とも今年の日本シリーズで活躍して頂点に立ちたいというモチベーションは高いはずなのだ。ましてや三冠王の村上と四冠王の山本の対決となれば、頂点を決めるにふさわしく、最高にヒートアップすることは間違いない。

ヤクルトは、最速マジック点灯に「村神様」の大フィーバーと記録ずくめのシーズン。パ・リーグは歴史的な大混戦となっており、ペナントレースの行方は最後まで分からない。果たして、ファン垂涎の「夢の対決」は実現するだろうか。2022年の日本シリーズは10月22日、セ・リーグの本拠地で開幕する。

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