前回は164キロをマークした佐々木朗希

ロッテ佐々木朗希が今季初勝利を目指して2度目のマウンドに立つ。前回3月27日の楽天戦は6回4安打3失点で勝ち負けはつかなかった。ただ、自己最速を更新する164キロをマークし、5連続を含む10奪三振をマークするなど、ポテンシャルの高さは十分に見せつけた。
西武戦は昨季1試合に登板して5回を投げ5奪三振、防御率3.60の記録が残っているが、対戦機会が少ないためあまり参考にはならないだろう。前回楽天戦では2四球がいずれも失点につながっただけに、不用意な四球は禁物だ。
昨季までは登板間隔を十分取りながら大切に使われてきたが、今季は先発ローテーションで回る予定。中6日での登板に耐えられるスタミナと体作りは並行して行っていく必要があるだろう。今季初の本拠地登板でどんな快投を見せるか。幕張の風に乗せた剛球が自己最速を更新するかにも注目だ。
西武は期待の大型右腕・渡邉勇太朗
一方、西武の先発は渡邉勇太朗。浦和学院高から2018年ドラフト2位で入団した身長191センチの大型右腕だ。
昨季4勝を挙げて今季は初の開幕一軍入り。3月27日のオリックス戦では3回6安打6失点と打ち込まれたが、チームが逆転勝ちして黒星は免れた。先発として活躍するためには、今日の試合で一定の結果を残したい。
昨季のロッテ戦では4試合に登板して防御率4.70とやや分が悪い。佐藤都志也に3打数2安打されており、警戒が必要だろう。
隅田知一郎と佐藤隼輔のルーキー左腕が揃って初先発初勝利を挙げ、若手の進境著しい西武。渡邉が独り立ちしてくれれば「投手王国」と言っても過言ではないだけに期待がかかる。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・赤星優志-阪神・J.ガンケル(東京ドーム)
ヤクルト・高梨裕稔-DeNA・坂本裕哉(神宮)
中日・柳裕也-広島・遠藤淳志(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
オリックス・宮城大弥-日本ハム・河野竜生(京セラドーム大阪)
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