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プロ野球界で活躍する40歳以上のベテラン「不惑の現役9戦士」

2023 6/15 06:00SPAIA編集部
ソフトバンクの和田毅・中日の福留孝介・ヤクルトの石川雅規,ⒸSPAIA
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43歳の石川雅規が現役最年長

ヤクルト石川雅規が6月10日の西武戦(ベルーナドーム)で交流戦最多となる28勝目を挙げた。前日9日にソフトバンク和田毅が巨人戦(PayPayドーム)で白星をつかんで交流戦27勝目を挙げていたが、1日で突き放した。

球界1位、2位の年長投手が衰えを感じさせない元気な姿を見せている。2023年に40歳になるベテラン選手9人を紹介しよう。

2022年で40歳以上のプロ野球選手


2022年に福留孝介と能見篤史が引退し、最年長となったのがヤクルトの「小さな大投手」石川雅規。1月で43歳となり、学年は能見と同じ。身長167センチと小柄ながら、変化球を駆使した巧みな投球で通算185勝を積み上げてきた。名球会入り条件の通算200勝まであと少しだ。

次いで2月で42歳になったのが「松坂世代のラストサムライ」ソフトバンク和田毅。今季もすでに5勝を挙げており、まだまだ衰えを見せていない。

3位が41歳のヤクルト青木宣親。早稲田大の同級生・鳥谷敬は引退したが、青木は現在もスタメンで打線の中軸を担っている。すでに日米通算2600安打を超えているが、NPBのみでも1900安打を放っており、2000安打も現実味を帯びてきた。

500本塁打の大台に迫る中村剛也

ヤクルト青木宣親は1月生まれのため1学年上だが、DeNA藤田一也、巨人・中島宏之、オリックス比嘉幹貴はいずれも今年で41歳になる世代。藤田と中島は今季一軍出場がないものの、最後にもうひと花咲かせたいだろう。

さらに今年、不惑の仲間入りするのが巨人・松田宣浩、西武・中村剛也、西武・栗山巧の3人。中村は現在こそ二軍調整中だが、すでに一軍で8本塁打を放っており、通算500本塁打まで「あと38」としている。現役中に辿り着きたい大台だ。

ロッテ佐々木朗希ら若手の台頭が著しい日本球界で、経験豊富な40代のベテランたちも奮闘している。これからどんな輝きを放ち、そして散っていくのか。「不惑の9戦士」のプレーに目を凝らしたい。

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