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中日・大野雄大VS阪神・青柳晃洋 ”初侍”対決の行方は?

2021 6/22 11:00SPAIA編集部
6月22日予告先発インフォグラフィック
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5カードぶり勝ち越しへ大野雄大で先勝狙う

6月22日予告先発インフォグラフィック


リーグ戦再開直後の3連戦をともに負け越した中日と阪神が、今日からバンテリンドームナゴヤで対戦する。4カード連続負け越し中の中日は、大野雄大を先発に立て必勝を期す。

今季は10試合に先発して3勝4敗、防御率3.49、沢村賞を獲得した昨年と比べるといま一つの状態だが、QS(6回以上自責点3以下)を7度記録するなど、エースとして最低限の投球は続けている。前回登板の11日西武戦でも7回115球5安打3失点の粘投で、西武のエース髙橋光成に投げ勝った。

阪神戦には今季1試合先発して、8回115球1失点で今季初勝利を挙げている。ルーキー佐藤輝明に本塁打を浴びたものの、強力な阪神打線をわずか2安打に抑えた。大野は対左打者の被打率が.289と、対右よりも1割以上悪い。前回対戦時も佐藤輝明と糸原健斗の左打者2人に安打を許した。息つく暇のない打線の中でも、特に左打者には気をつけたいところだ。

エース級の安定感誇る青柳晃洋

2位巨人との甲子園3連戦で負け越してしまった阪神は、今年安定感抜群の青柳晃洋が先発。ここまで10試合に先発して5勝2敗、防御率はリーグトップの2.17と、エースと言っても過言ではない成績を残している。前回登板となった11日の楽天戦では8回5安打2失点で、セパ首位対決の機先を制し、3連勝につなげた。

中日戦には今季2試合に先発して0勝1敗ながら防御率1.35で、2試合ともQSを達成。奪三振率7.43はリーグ内で最も良い数字で本塁打も許しておらず、強竜打線を完璧に封じ込めている。

打者別では対戦が少ない中で、ビシエドと木下拓哉に複数安打を許している。今季の青柳は右打者の被打率が悪く(.258)、特にインコースを打たれる傾向に。右打者への決め球となるスライダーの被打率は.093と機能しているだけに、インコースの使い方には細心の注意を払いたい。

大野と青柳はともに東京五輪の「侍ジャパン」に選出され、初めて日の丸を背負うことになった。奇しくも初侍対決となったこの一戦を制するのはどちらか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

巨人・サンチェス-DeNA・中川虎大(金沢)
広島・大瀬良大地-ヤクルト・田口麗斗(マツダスタジアム)
西武・松本航-楽天・岸孝之(メットライフドーム)
ロッテ・二木康太-ソフトバンク・レイ(ZOZOマリン)
オリックス・山岡泰輔-日本ハム・バーヘイゲン(京セラドーム大阪)

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