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セパ首位対決初戦は楽天・涌井秀章と阪神・青柳晃洋が先発 交流戦優勝のカギ握る一戦の行方は?

2021 6/11 11:26SPAIA編集部
6月11日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA
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5月から息切れ気味の涌井秀章

6月11日予告先発インフォグラフィック


本日11日から楽天-阪神の両リーグ首位対決が楽天生命パーク宮城で行われる。2019年の交流戦では楽天が3連勝したこのカード。今年は両チームとも交流戦優勝の可能性が十分あり、激闘が予想される。

ここ10試合8勝2敗と好調な楽天の先発は涌井秀章。今季は開幕投手を務め、西武、ロッテ、楽天と史上初めて3球団での開幕勝利を達成。3-4月に計6試合先発して4勝0敗、防御率1.82をマークし、月間MVPを獲得するなど順調なスタートを切った。

しかし、5月に入ると、4試合に登板して1勝3敗、防御率8.27と乱調。すべての試合で4失点以上を喫しており、QS(6回以上自責点3以下)は1度も達成できなかった。何より被打率が3・4月の.215から.337へと大幅に悪化しており、早くも息切れ気味だ。

前回登板の4日広島戦でも6回10安打5失点と、未だ調子は上がらず。ただ、打線の援護もあり白星を手に入れ、通算150勝とともに交流戦通算2位タイとなる25勝目を挙げた。この白星をきっかけに息を吹き返し、首位対決にふさわしい快投を期待したい。

エース級の投球見せる青柳晃洋

一方、交流戦優勝のためには1敗もできない阪神の先発は青柳晃洋。ここまで9試合に先発して4勝2敗、防御率2.31、7QSとエース級のピッチングを続けている。今季は甲子園で予定した先発が雨で3度流れていたが、4日のソフトバンク戦でようやく本拠地のマウンドへ。8回6安打1失点、今季最多122球の熱投で聖地初登板を白星で飾った。

好調の要因は、徹底的に低めを突き、ゴロに打ち取る丁寧な投球だ。SPAIAのゾーン別データを見ても、打者の左右を問わず、投球の半分以上を低目に投じていることがわかる。さらに、シュートを軸に被打率.114のスライダーと.176のシンカーを駆使して、横の揺さぶりで打者を翻弄している。

また、左右打者別の成績では、対右の被打率が.276に対し、対左が.208と左打者の方が得意としている。小深田大翔や鈴木大地など左の好打者が多い楽天相手にも、ゴロの山を築くことができるか注目だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

日本ハム・金子弌大-DeNA・濵口遥大(札幌ドーム)
西武・髙橋光成-中日・大野雄大(メットライフドーム)
ロッテ・本前郁也-巨人・C.C.メルセデス(ZOZOマリン)
オリックス・山本由伸-広島・大道温貴(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・石川柊太-ヤクルト・石川雅規(PayPayドーム)

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