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根尾、藤原、柿木、横川…大阪桐蔭「最強世代」のプロ2年間を回顧

2020 12/4 06:00SPAIA編集部
ロッテ・藤原恭大ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

ロッテ・藤原恭大が一番出世

新型コロナウイルスの感染拡大で様々なスポーツが中止や延期を余儀なくされた2020年。高校野球も春の選抜と夏の選手権が中止され、寂しい思いをしたファンも多いだろう。

大阪桐蔭が史上初の2度目の春夏連覇を果たしたのが2018年。「最強世代」の根尾昂、藤原恭大、柿木蓮、横川凱の4人がプロ入りしてから2年が経過した。逸材揃いの同級生たちの成績を振り返る。

ロッテ・藤原恭大の成績


4人の中で最も実績をあげているのがドラフト1位でロッテに入団した藤原恭大だ。高卒1年目から「1番・センター」で開幕スタメンに抜擢され、第4打席で初安打を記録する華々しいプロデビューを飾った。

ただ、プロの世界は簡単に活躍できるほど甘くはなかった。4月7日に二軍落ちし、以降はファーム暮らし。イースタン・リーグで82試合に出場し、打率.227、4本塁打の成績を残したが、再び一軍に呼ばれることはなかった。

今季は開幕二軍スタートし、58試合出場で打率.230ながら7本塁打をマーク。10月6日に一軍昇格を果たした。井口資仁監督のスタメン起用に応え、10月14日の楽天戦で涌井秀章からプロ1号となる先頭打者アーチ。その後も高い打撃センスを発揮し、今季は一軍で26試合に出場、打率.260、3本塁打、10打点の成績を残した。

苦しむ中日・根尾昂はショートか外野か

ドラフトでは3球団競合した藤原を上回る4球団競合となったのが根尾昂。両親が医師で、根尾は学業も優秀だったことから愛読書が売れるなど、プロ入り前は話題を独り占めしていた。

中日・根尾昂の成績


しかし、中日入団後は予想以上の苦難が待ち受けていた。1月の合同自主トレで右ふくらはぎの肉離れを起こし、ウエスタン・リーグ開幕後の4月にはプレー中のケガで戦線離脱。結局、ファームで108試合に出場したものの打率.210、2本塁打に終わり、なんと127三振を喫した。

しかもシーズン終盤に一軍昇格したものの、2打席2三振。悔しさをかみしめるルーキーイヤーとなった。

2年目の今季はイースタンで71試合に出場し、打率.238と前年より上昇。三振も69に減った。8月に一軍に呼ばれると、同11日の広島戦でプロ初安打をマーク。今季は一軍で9試合に出場し、23打数2安打の打率.087だった。

持ち前のセンスでショートとして大成するか、強肩を活かして外野に専念するか、未来は誰にも分からない。ただ、根尾の持つ才能がキラリと光っていることだけは間違いない。

一軍で貴重な経験積んだ巨人・横川凱

大阪桐蔭からプロ入りした4人のうち2人は投手。先に一軍昇格を果たしたのはエースだった柿木蓮ではなく、控え左腕の横川凱だった。

巨人・横川凱の成績


ドラフト4位で巨人入団すると、1年目は三軍でトレーニングを積み、イースタンでは4試合に登板して1勝1敗、防御率6.00だった。

今季はイースタンで7試合に登板。1勝1敗、防御率3.48の成績を残し、11月1日に初の一軍昇格を果たした。2試合で5.2イニングを投げて被安打4、失点1。将来を期待される長身サウスポーが貴重な経験を積んだ。

成長の跡を見せた元エースの日本ハム・柿木蓮

日本ハムにドラフト5位で入団した柿木蓮は、いまだ一軍での登板はない。

日本ハム・柿木蓮の成績


ルーキーイヤーはイースタンで26試合に登板し、2勝4敗、防御率8.24。プロのレベルの高さに苦しんだ。

今季はイースタンで6試合のみ登板だったが、7イニング無失点と大幅に良化。フォーム改造の成果が出て今後に期待を抱かせた。

4人とも高校時代のフィーバーぶりに比べると、プロでは苦労している。しかし、大舞台で輝いた経験や強靭なメンタルがあれば壁は乗り越えられるはず。2021年も「最強世代」に注目したい。

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