通算136セーブのクローザー、新たに4年契約
西武・増田達至投手が12月4日、FA宣言した上で残留することを表明した。
2012年ドラフト1位でNTT西日本から入団した増田は、8年目の今年7月に国内FA権を取得。今季5勝33セーブ、プロ通算25勝136セーブを挙げているクローザーだけに、その動向が注目されていた。
オンライン会見に臨んだ増田は「球団からは、『8年間ケガなくチームのために投げてきてくれた。残ってほしい』という言葉をいただいた。他球団の話を聞きたい思いもあったが、家族と相談して最終的には自分が決めた」とスッキリした表情。前日3日に渡辺久信GMに残留する意思を伝えると「ありがとう」とお礼を言われたという。
FA権を行使したことについては「権利を持っていても年齢的(32歳)に使うことはないので行使した。生涯ライオンズでやっていきたい」と西武に骨を埋めると宣言。総額12億円以上と報じられている4年契約を結び、気持ち新たに2021年シーズンに臨む。
今後はいまだ達成していない日本一が目標になる。「8年間育ててもらった球団と熱い声援をいただいたファンに少しでも恩返しできたらいい。まだ日本一を味わったことがないので目指したい」と2008年以来の日本シリーズ優勝を誓った。