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巨人、広島、楽天が連勝スタート!過去のプロ野球開幕連勝記録は?

2020 6/21 06:00SPAIA編集部
巨人・田口麗斗(左)と広島・鈴木誠也ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

最長記録は1954年西鉄と1999年中日の開幕11連勝

6月19日に開幕したプロ野球は、セ・リーグでは巨人、広島、パ・リーグでは楽天が連勝する好スタートを切った。

20日は打線が11点を奪う猛攻で大勝した巨人。先発の田口麗斗が5回1失点で初勝利を挙げた。広島は8回に一挙7点を奪って逆転勝ち。鈴木誠也が満塁弾を含む2本塁打の活躍だった。楽天は延長戦を制し、森原康平に初勝利がついた。

120試合制となり、例年以上に重要性が高まっている開幕ダッシュ。通常のシーズンならゴールデンウイーク明けに勢いが止まったり、夏場にバテてしまったり、好不調の波は必ずあるが、試合数が少ない上、日程が詰まっている今季は、勢いに乗って勝てる時に勝っておけば大きなアドバンテージになる。

好スタートの3チームはどこまで連勝を伸ばせるか。2リーグ分立以降の開幕連勝記録を振り返ってみると、開幕から大型連勝したほとんどのチームは好成績を収めている。

開幕連勝記録


最長連勝記録は、1954年の西鉄と1999年の中日がマークした開幕11連勝。三原脩監督に率いられた西鉄は1954年3月27日、東映との開幕戦に勝って勢いに乗ると4月10日の近鉄戦まで11連勝を飾り、最終成績90勝47敗3分けの勝率.657で初優勝を飾った。

星野仙一監督率いる1999年の中日は、4月2日の広島戦を制してから同16日の巨人戦まで11連勝。6月に一度、阪神に首位を明け渡したが、再び逆転すると独走し、81勝54敗の勝率6割でリーグ優勝を飾った。野口茂樹が19勝を挙げてセ・リーグMVPに輝いた。

西武が2度の開幕8連勝、オリックスは優勝逃す

3位は1955年南海の開幕10連勝。10年目を迎えた鶴岡一人監督に率いられ、現在もシーズン最多勝利記録の99勝(41敗3分け)を挙げ、勝率.707で優勝した。

4位タイでのべ3チームが並んでいる。1989年のオリックスは前年オフに阪急から球団買収したばかりで、上田利治監督が引き続き指揮を執っていた。まだブルーウェーブに変更する前、ブレーブスを名乗っていた。

ブーマー・ウェルズや門田博光が並ぶブルーサンダー打線に引っ張られ、4月9日の近鉄戦から同19日のダイエー戦まで開幕8連勝。しかし、最終的には前年1988年の「10・19」の雪辱に燃える仰木近鉄に競り負け、1厘差で優勝を逃した。

1991年の西武は森祇晶監督6年目だった。4月6日のロッテ戦から同17日の日本ハム戦まで開幕8連勝。秋山幸二、清原和博、デストラーデのクリーンアップを含む不動のオーダーで81勝43敗6分け、勝率.653でリーグ連覇を果たした。日本シリーズでも広島を破って2年連続日本一に輝いている。

2018年の西武も開幕から8つの白星を並べた。辻発彦監督2年目のシーズン、菊池雄星で3月30日の開幕戦を飾ると、4月8日のオリックス戦まで8連勝。開幕から一度も首位を譲ることなく走り抜き、88勝53敗2分けの勝率.624で10年ぶりのリーグ優勝を果たした。

2002年の阪神は開幕7連勝も失速4位

7位タイには3チームが並ぶ。1952年の毎日は開幕7連勝を飾ったものの、7月に試合中のトラブルで湯浅禎夫総監督が辞任、若林忠志監督が二軍監督に降格。シーズン途中から別当薫が選手兼任監督として指揮を執ったが、最終的には南海にペナントを奪われ2位に終わった。

2002年の阪神は就任したばかり星野仙一監督が指揮。開幕の巨人戦で井川慶が完投勝利を収めたのを皮切りに4月7日のヤクルト戦で敗れるまで、1938年以来の球団タイとなる開幕7連勝を飾った。しかし、6月以降失速し、最終成績は66勝70敗4分けで4位に終わった。

2013年の巨人も1引き分けを挟んで開幕7連勝した。6月に2度、阪神に首位を奪われたが、奪回してからは徐々に差を広げ、最終的には84勝53敗7分けの勝率.613、2位・阪神に12.5差をつけて優勝した。菅野智之と内海哲也が13勝、杉内俊哉が11勝を挙げた。

2020年は3チームのいずれかがこのまま飛び出すのか、あるいは混戦になるのか。今日の開幕3戦目も目が離せない。

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