沖縄尚学がエナジックスポーツを下して優勝
2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。九州大会は11月4日に決勝が行われ、沖縄尚学(沖縄1位)が6-2でエナジックスポーツ(沖縄2位)を下して2年ぶり4回目の優勝を果たした。
97回目の春は九州から4校選出されるため、沖縄尚学の2年ぶり8回目のセンバツ出場は確実と見られる。
決勝は初回裏に沖縄尚学が2点を先制し、2回表にエナジックスポーツがすぐに2点を返して同点となったものの、沖縄尚学は5回、7回に2点ずつを追加。投げては4投手の継投でエナジックスポーツの反撃をかわし、沖縄対決を制した。
沖縄尚学は11月20日に開幕する明治神宮大会に出場。2023年は春夏連続で甲子園に出場し、夏はベスト8入り。2度のセンバツ優勝を誇る沖縄の雄が、2年ぶりの甲子園で上位進出をうかがう。
エナジックスポーツ初の甲子園当確、柳ケ浦も濃厚
準優勝のエナジックスポーツも初めてのセンバツは当確。初戦で2024年夏の甲子園4強の神村学園(鹿児島1位)を破り、準々決勝は壱岐(長崎2位)に7回コールド勝ち、準決勝も柳ケ浦(大分2位)を下して堂々の決勝進出だった。2024年夏の沖縄大会も準優勝とあと一歩で甲子園に届かなかった通信制高校。珍しいカタカナ校名としても注目を集めそうだ。
残る2枠のうち1枠は、ベスト4入りした柳ケ浦(大分2位)ですんなり決まるだろう。龍谷(佐賀1位)、育徳館(福岡2位)を下して準決勝進出。準決勝もエナジックスポーツと接戦を演じており、20年ぶり3回目のセンバツが濃厚だ。
ベスト4のもう1校は西日本短大付(福岡1位)。初戦で聖心ウルスラ学園(宮崎2位)に7回コールド勝ち、準々決勝で有明(熊本2位)に完封勝ちして4強入りを決めたが、準決勝で沖縄尚学に6回コールド負けしたのがどう響くか。選ばれれば、2024年夏に続いて2季連続、センバツは38年ぶり2回目となる。
準々決勝で敗れた4校の中では、初戦で3季連続甲子園に出場している明豊(大分1位)を破った鹿児島実(鹿児島2位)が有力視されそうだ。
97回目のセンバツは例年と同じ32校が出場。2025年1月24日に行われる選考委員会で一般選考29校、21世紀枠2校、神宮大会枠1校の計32校が決定する。3月7日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。
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