敦賀気比が日本航空石川を下して優勝
2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。北信越大会は10月21日に決勝が行われ、敦賀気比(福井1位)が6-5で日本航空石川(石川3位)を下して3年ぶり8回目の優勝を果たした。
97回目の春は北信越から2校選出されるため、敦賀気比の5年連続12回目のセンバツ出場は確実と見られる。
決勝は日本航空石川が5回に1点を勝ち越して2-1で迎えた9回にドラマが待っていた。敦賀気比は小林拓斗のタイムリーや岩崎莉久の二塁打などで一挙5点を奪い逆転。その裏、日本航空石川も3点を返して追い上げたがわずかに及ばず、敦賀気比が熱戦を制した。
敦賀気比は11月20日に開幕する明治神宮大会に出場。センバツは2015年に優勝したが、ここ4年はいずれも初戦敗退しており、出場が決まれば久々の進撃が期待される。
日本航空石川もセンバツ濃厚、小松工は無念の準決勝敗退
準優勝の日本航空石川も2年連続4回目となるセンバツ出場が濃厚だ。決勝は逆転負けしたが、準決勝では高岡第一(富山3位)に8回コールド勝ちするなど強さを見せつけた。2024年センバツは能登地震で被災しながら系列校で練習を続けて出場。初戦で常総学院に敗れたが、来春も出場すれば次こそ1勝を挙げたい。
ベスト4の2校では準決勝でコールド負けした富山3位の高岡第一より、石川2位の小松工が有力視されそうだ。公立校ながら準々決勝で新潟王者の新潟明訓(新潟1位)に7回コールド勝ちする快進撃。決勝に進出していれば、2000年の夏以来、春は初めての甲子園をほぼ手中にしていただけに悔しい準決勝敗退だった。
97回目のセンバツは例年と同じ32校が出場。2025年1月24日に行われる選考委員会で一般選考29校、21世紀枠2校、神宮大会枠1校の計32校が決定する。3月7日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。
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