リオオリンピックで起きたバドミントンの奇跡
2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピック。決勝まで進出したのは高橋選手と松友選手のタカマツペアでした。
決勝で戦ったのは強敵デンマーク、デンマークは決勝まで世界2位の中国ペアをもストレートで勝ち抜いてきたほどの勢いをつけていました。
第1ゲームは接戦でしたが惜しくも21-18で1ゲーム先取されましたが、第2ゲームではタカマツペアが優位な試合運びをし21-9で勝利、これで1対1となり、勝敗は最終ゲームへ、最終ゲームも接戦となり、16-19でタカマツペアが追い詰められ、このまま準優勝かと思われましたが、そこから形勢逆転の5連続ポイントを獲得し大逆転での勝利。
最後まで諦めないプレーが奇跡を起こし見事金メダルを獲得しました。
これにはタカマツペアも本当に負けると思っていたとインタビューで答えていたほどの瞬間だったようですが、負けるかもしれないと思っても最後まで全力でプレーする事の意味を身をもって教えてくれた試合だったのではないでしょうか。
フランスの大会で起きた奇跡
バドミントンの大会が開催されていたフランスのストラスブールでその奇跡は起こりました。
試合をしていたのは、Julien MAIO選手と、Romain EUDELINE選手。残り1点でMAIO選手が負けてしまうというピンチの状態で激しいラリーが続いていました。相手に甘く入ったショットにスマッシュを打ち込まれ、それを倒れこみながらなんとか返しましたが、それもスマッシュで打ち返されてしまう事に。
これで試合が決まると誰もが確信した瞬間でしたが、その時、倒れたままそのスマッシュを返して得点を獲得したMAIO選手。これには会場も大歓声に包まれます。観戦していた人も興奮するほどのプレーでした。
やはりこれも最後まで諦めないプレーが奇跡を生んだのだと言えるでしょう。
奇跡のストローク回数
バドミントンの試合で1ラリー108回ものストロークを叩き出した選手達がいます。
その試合ではJan O Jorgensen選手対Tien Minh Nguyen選手が戦っていましたが、激しいラリー戦へと発展していきました。通常の男子シングルスのラリーは平均すると20数秒なのに対して、108回ものラリーをした時間は2分強という長さに。この時間だけを見てもどれだけ長いラリーをしていたか想像する事ができますね。
得点が決まった時には両者ともヘトヘトになっているくらい記録的なラリーを展開した奇跡の試合の一幕でした。
まとめ
バドミントンの試合で起きた奇跡的なプレーを紹介しました。どの奇跡にも言える事は最後まで諦めないプレーが軌跡を呼ぶという事だと思います。奇跡を起こせるのもその選手の実力があってこその生まれるプレーなのかもしれませんね。