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レスリングを楽しむために知っておきたい技の種類

2016 12/9 21:03
レスリング(プロレスではない)
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Photo by ostill / Shutterstock.com

オリンピックではおなじみの競技となったレスリング。 駆け引きをしながらいろいろな技を繰り出しているが、どんな技があるのか知っているだろうか? レスリング観戦をより楽しむために知っておきたい技をいくつか紹介していく。

レスリングではおなじみ「タックル」

レスリングの試合では相手の背後をとったり、相手を背中から倒すことによってポイントを稼いでポイント勝ちをするか、あわよくば相手の両肩を地面につけてフォール勝ちを目指す。そのための攻撃技の基本が「タックル」だ。 構えている相手のスキをついて飛び込み、組み付いて相手をコントロールする。狙う場所によって、胴タックル、両脚タックル、片脚タックルがあり、その後の戦略も変わってくる。
胴タックルではそのまま投げに入ることができるし、両足タックルでは相手を背中から倒すことができる。片足タックルでは相手の背後に回り込みやすくなる。 有名な吉田沙保里選手の高速タックルは、予備動作がほとんどない状態でタックルに入るため、相手が反応できないとう達人レベルのタックルだ。

レスリングの勝敗を分けるグラウンドテクニック

タックルで相手を地面に倒すことはテークダウンと呼ぶ。相手をテークダウンをした後はグラウンドでの攻防が始まる。
「ローリング」は腹ばいの相手の腰に後ろから組み付いて、横に一回転する技だ。一回転したときに相手の両肩が地面を向くため2ポイント獲得できる。 「アンクルホールド」はローリングの進化版で、相手の両足足首を腕でがっちり固定した状態で自分の体を横回転させることで相手を回転させる。一回転で2ポイントだが、うまくやると何回転でもできるため高得点が狙える。 他にも、相手の片脚を自分の両足で挟んで開く「また裂き」や、相手の逆足を刈る「トルコ刈り」など、いろいろな技を駆使して相手の体を返しにかかる。

レスリングの醍醐味、ビッグポイント技

レスリングでは相手の背後をとると1ポイント、相手の両肩を地面に向けると2ポイント入るが、大技を決めることで3ポイント以上の高得点が狙える。
タックルで入って相手の腰を持ってそのまま背中から地面に投げれば3ポイントが入る。柔道の足技や投げ技と同じ要領で相手を崩したり、投げたりする技も認められていて、背中から落とすことで3ポイントが入る。刈技や、一本背負い、首投げ、腰投げ、巻き込みなどいろいろな方法が可能だ。
グレコローマンスタイルでは上半身しか攻撃が許されていないが、その分思い切った投げ技が決まることもあり、とても見ごたえがある。正面から組んで後ろに放り投げる「そり投げ」なども見ることができる。

レスリング最後の攻防、フォール技

レスリングの試合の究極目標は相手の体を制して、両肩を地面に1秒間つけることだ。このことを「フォール」と呼び、これによって勝つことを「フォール勝ち」と呼ぶ。それまでのポイント差などは関係なく、一瞬で勝利を収めることができる。
タックルで組み付いてバックをとったり、投げ技を狙いつつ、グラウンドに移行したらポイント狙いの技でいくか、もしくはフォール技で勝負を決めに行く。
ポピュラーな技としては、腕取りから相手の体をコントロールしてひっくり返す「腕取り固め」や、片腕を抱え込んで抑え込む「袈裟固め」などがある。柔道の抑え込みと同じ要領で相手の体を上からがっちり抱え込む「上四方固め」や「横四方固め」などもよく見られる。

レスリングで見られるその他のテクニック

レスリングでは大技に注意が行きがちだが、相手の動きを制するための細かいテクニックもいろいろあるので紹介する。 組み手争いでは「手取り」「腕取り」というテクニックで相手の手や腕をつかんで相手をコントロールしたり、肘を抑えてコントロールしたりする。また、「くずし」を行って相手のバランスを前後に揺さぶったり、「手取り」でつかんだ手を引っ張ったり押し込んだりしてバランスを崩す。
グラウンドでも相手の手首をつかんだり、肘を抑えるなどして相手の体をコントロールして自分に有利なポジションをとったり、相手の肩や胴をロックしてひっくり返すといったテクニックも見られる。フリースタイルでは手や脚を狙った細かい攻防がたくさんみられるので、見ごたえがある。

まとめ

レスリングの技の種類を5つに大別して紹介してみたが、いかがだっただろうか? 選手たちはそれぞれに得意な技をしかけようと、試合中はさまざまな駆け引きをしている。 技の種類を知って、レスリング観戦をより楽しんでみて欲しい。

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