テコンドーと空手の違い
これからテコンドーをやろうとしている方は、空手とどう違うのか、わかりにくいかもしれません。そこで、まず空手との違いを簡単に説明します。大きく違うのは、空手は何もつけず行うのに対して、テコンドーは防具をつけることです。また、テコンドーは手技が少なく足技が中心です。しかし、空手に存在する膝蹴りはありません。
テコンドーは韓国の国技となっており、1988年のソウル大会からオリンピック競技として採用されています。オリンピックにおいて、空手は2020年の東京大会で採用されましたが、テコンドーの方が先に採用されていたのです。
テコンドーに2つの団体がある
テコンドーには、WTF、ITFという2つの団体が存在します。団体によってシステムが異なるため、一口にテコンドーをやると言っても違うルールでやっていることも多々あります。これからテコンドーを始める方は、それぞれどのようなシステムなのか、団体の確認をすることが大事です。
オリンピックで採用されているのはWTFの方です。こちらはITFのルールに比べて、安全性、スポーツ性がが高いものとなっています。将来的にオリンピックを目指すのであれば、WTFの団体でテコンドーを始めるとよいでしょう。
テコンドーってどこでやってるの?
テコンドーを始めようと思ったものの、どこでやっているのかわからない方も多いと思います。テコンドーは、柔道や剣道と違って、学校の授業で行われているわけではありません。学校に部活があればよいですが、ほとんどの学校にテコンドー部はないので、街にある道場に通うことになります。
テコンドーの道場は、本格的にオリンピックを目指すようなところから、もう少し気軽に始められるところまで、さまざまです。インターネットで検索をして、道場の趣旨や目的、そして団体を確認して選ぶことが重要です。
テコンドーに必要な用具は何がある?
テコンドーを始めるにあたっては用具が必要になります。
まずは道着と帯が必要です。これは柔道や空手と一緒です。次に必要なのは、体を守るための防具類です。胴当て、ヘッドギア、ハンドプロテクター、足の甲用のプロテクター、足、腕のサポーターが必要となります。
初心者用であれば、一式そろえて2万円程度です。一度購入すれば長く使えますので、最初に購入しておきましょう。現在はオンラインショップなどで気軽に購入できるようになっています。
テコンドーってどんな練習するの?
テコンドーの初心者は、まずは基本の”型”を徹底的に練習します。”型”は昇級、昇段審査の実施項目にも入っており、テコンドーの基本です。
”型”を習得したら、蹴りの練習を行います。蹴りは、まず動作を習得し、その後二人一組でミット蹴りの練習を行います。ミット蹴りができるようになれば、防具をつけた人間相手に蹴りの練習をします。
このように、初心者の練習は、型そして蹴りが中心になってきます。その他の格闘技やスポーツと同じく、初心者のうちは地道なトレーニングが多くなります。
まとめ
テコンドーは、日本ではまだまだマイナーな競技なので、わからないことがたくさんあると思います。
しかし、オリンピックでも実施されている国際的な競技なので、これからのさらなる普及に期待します。