テコンドーとは
テコンドーという競技は、空手に似ていますが、蹴り技が主体となった韓国の国技です。
迫力ある蹴り技は非常にエキサイティングで、見ていてとても興奮します。空手と同様に世界中に普及しており、競技人口は7000万人を超えていて、オリンピック競技にもなっています。また、テコンドーの技が空手に流用されることもあります。
そんなテコンドーの足技は非常に種類が多いのですが、よく使われるものは数種類であり、さまざまな場面で使い分けられます。
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皆さんはテコンドーというスポーツを観戦したことがありますか? 蹴り技が主体となり、観戦していて非常に盛り上がるスポーツです。 たくさんの蹴り技がありますが、基本的な技や使いどころはどのようなものなのでしょうか? 今回は、テコンドーの蹴り技についてご紹介します。
テコンドーという競技は、空手に似ていますが、蹴り技が主体となった韓国の国技です。
迫力ある蹴り技は非常にエキサイティングで、見ていてとても興奮します。空手と同様に世界中に普及しており、競技人口は7000万人を超えていて、オリンピック競技にもなっています。また、テコンドーの技が空手に流用されることもあります。
そんなテコンドーの足技は非常に種類が多いのですが、よく使われるものは数種類であり、さまざまな場面で使い分けられます。
前蹴りは、アプチャ・プシギと呼ばれ、テコンドーにおいては最も多用される技です。テコンドーの初心者が最初に覚える技であり、基本中の基本とも言われています。
前蹴りは、前方にいる相手を攻撃するために使用します。技の型としては、空手と同じような動きで繰り出しますが、テコンドーでは足の甲を相手にヒットさせることが求められます。すなわち、足の裏で反対方向へ押すのではなく、足の甲で相手をはたくようなイメージで技を繰り出します。
前回し蹴りは、アプトリョチャギと呼ばれ、こちらもテコンドーにおいては基本の技と言われています。
前蹴りが、そのまま前に蹴りだす技であったのに対して、前回し蹴りはサイドから遠心力をつけて蹴ります。基本体型としては、軸足のつま先を外側に向けるのが一般的ですが、技の入りからつま先を外に向けていると、前回し蹴りを読まれることがあります。そのため、蹴りに入る瞬間に軸足を回転させる人が中級者以上の人に多く見られます。
踵落としは、ネリチャギと呼ばれており、天高く上げた足を相手の脳天や肺に落とす非常に派手な技です。技の使いどころとしては、間合いが遠い相手へ一気に攻撃をかけるときに使われることが多いです。
アンディ・フグが、空手においてテコンドーのネリチャギに近い技を初めて使用してから、空手の世界においても踵落としが広まっていきました。ただし、テコンドーの場合は足裏で攻撃するのに対し、空手は文字通り踵を落とす攻撃となっており、微妙な違いが生まれています。
後ろ回し蹴りは、ティチャギと呼ばれ、回転する遠心力を使って攻撃する技です。相手との間合いが空いた時に、距離を詰めながら攻撃するために用いられます。
テコンドーにおいては、蹴りの動作が非常に速いことから、蹴り技をカウンターとして繰り出すことが非常に多くなります。そのカウンターの際に多用されるのが、後ろ回し蹴りです。最小限の動作で高さや距離を詰めることができるので、カウンターに最適な技とも言われています。
今回はテコンドーの蹴り技についてご紹介させていただきました。 基本的な技をご紹介しただけですが、どれもよく使われる技ですので、知っていると試合展開がよくわかります。 派手な技の応酬は非常に面白いので、ぜひ他の技も調べてみてはいかがでしょうか?