1974年長谷川信彦以来の快挙
卓球アジア選手権の男子シングルス決勝が13日、カザフスタンで行われ、張本智和が林詩棟(中国)に勝ち、日本勢50年ぶりとなる優勝を果たした。
第1ゲームを11-9、第2ゲームも11-6で奪うと、第3ゲームは4-11で落としたものの第4ゲームを11-5で取り、ゲームカウント3-1。日本選手では1974年の長谷川信彦以来の快挙となった。
張本は15日発表の最新世界ランキングで8位に上昇。決勝で破った林詩棟は世界2位だから価値がある。
50年前に優勝した長谷川信彦は1967年ストックホルム世界選手権の男子シングルス、混合ダブルス、男子団体で優勝したレジェンド。最近は早田ひながパリオリンピック女子シングルスで銅メダルに輝くなど女子に押され気味だったが、男子も世界との差を縮めつつある。
今大会では、妹の張本美和も女子シングルス準決勝で伊藤美誠を下し、決勝でキム・クムヨン(北朝鮮)に敗れたものの準優勝。女子ダブルスでは大藤沙月・横井咲桜組が張本美和・木原美悠組との日本勢対決を制して優勝、張本美和・伊藤美誠・平野美宇の3人で臨んだ女子団体でも優勝するなど日本勢の活躍が目立った。
張本智和、美和らは2025年5月に行われるドーハ世界選手権(個人戦)の出場権も獲得。卓球ニッポンのさらなる躍進が期待される。
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