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ブーム到来?気軽にできる卓球の始め方、ラケットなど用具の選び方

2021 8/15 11:00福田由香
イメージ画像,ⒸMaster1305/Shutterstock.com
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東京五輪のメダルラッシュで人気再上昇

東京五輪では、水谷隼・伊藤美誠組の混合金メダルを皮切りに、女子シングルス銅、女子団体の銀、男子団体の銅と、4つのメダルを獲得した卓球の日本代表。高校生の張本智和が活躍する一方で、男子団体ではドイツの40代選手が水谷を下すなど、さまざまな年齢の人が一緒にプレーできるところも魅力だ。

競技としての人気が高まってきたのはこの10年ほどだが、元々「温泉卓球」などの言葉もあるように、ゲーム感覚でやったことがある人は多いのではないだろうか。

卓球は100m走のように全力でプレーしてもいいし、散歩のようにのんびりやってもいい。野球のように広いスペースは必要ないし、天候に左右されることもない。ゴルフのようにたくさんのクラブを揃えなくても、ラケット1本あればいい。

ゴール前のヘディングで衝突することもなければ、アタックをブロックして突き指することもない。ケガのリスクは比較的低いスポーツなので、運動に自信のない人やケガが不安な人にもお勧めの競技だと言える。ちなみに全日本選手権には85歳以上の部もあり、ゲートボールのような感覚で始める高齢者もいる。

今回は、卓球に興味を持たれた方向けに「はじめかた」を紹介する。

コートが狭いからこそいろんなところでできる

友達同士で遊ぶ場合、一番は公営体育館に行くのがおすすめだ。調べてみると公民館や区民館で打てるところも出てくる。狭いスペースでできる競技だからこそいろんなところでできるのだ。

一緒に遊ぶ友達がいない場合や、本格的にやってみたい場合には卓球スクールのグループレッスンに行ってみてはどうだろう。東京では池袋・高田馬場の卓球三昧、東中野・西日暮里のYOYO TAKKYU、渋谷のほか神奈川にも店舗を持つTACTIVEなどがある。

いずれも1時間半~2時間程度の教室で2000円前後の値段だ。着替えと室内履きさえあればいいので、仕事帰りに行きやすいのもポイントだ。

何を買えばいいの?

シューズは他の競技のために買ったものがあるならそれで構わない。「安くてオシャレだ」とフットサルシューズを履いている人も見かけるし、カットマンのトップ選手にはバドミントンシューズを履いている人もいる。ユニフォームやラケットには規定があるがシューズに関してのルールはないので、何を履いても問題はない。

消耗品なので最初は安いもの、という考えももちろんOK。動いて打つことができる頃には底がすり減っていると思うので、それから本格的なものを検討しても遅くない。あとは推しの選手と同じものを選ぶのもアリ。例えば、張本が履いている青とオレンジのシューズはバタフライのものだ。

ラケットは借りられるところが多いが、ほとんどのレンタルラケットはラバーが劣化している。まずはレンタルを使ってやってみて、楽しいと思った方は自分のものを買ってほしい。部屋で邪魔になるような大きいものでもないし、何よりテンションが上がると思う。

そして、できればいいものを買ってほしい。「初めから高いものを買っても使いこなせないから勿体ない、うまくなってから買い替えた方がいいのでは」という方もいると思うが、用具マニアでもない限りラケットを頻繁に買い替えることはしない。簡単に折れたりしないし、何より高いからだ。

私の場合、中学で卓球を始める時に「ラバー貼り」と言われるラバー付きで2000円程度のものを買ったが、先輩から「それはラケットじゃない」と一蹴され、約8000円のラケットを買い直した。現在27500円のビスカリアが1万円だった頃なので、今の価格帯で例えるなら初心者がいきなり2万円のラケットを持った感じだろうか。

もちろん、トップ選手が使っているものを初心者が扱うのは難しい。ではどうするかというと、初心者用のラバーを貼ればいいのだ。初心者用のラバーはパワーやスピードが劣る分、コントロールしやすく値段もかなり安い。ラバーは卓球用具の中で一番の消耗品なので、自身の成長に合わせて少しずついいものに変えていくといいと思う。

初めての場所に飛び込む時は不安があるかもしれない。しかし、卓球は老若男女誰でも始めやすい競技だ。心配はいらない、一歩踏み出せばそこにはいろんな出会いが待っている。

《ライタープロフィール》
福田由香
NHK岡山キャスター、テレビ愛知アナウンサーを経て「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)で現場リポーターとして活動した経歴を持つ異色のライター。卓球初段。全日本社会人選手権、全国インカレ出場。学生時代は全国国公立大学卓球大会で数々の賞状を手にした。

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