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照ノ富士が優勝も今後は新大関ラッシュ?霧馬山は当確、豊昇龍と若元春も大関取りへ

2023 5/27 18:55SPAIA編集部
照ノ富士,Ⓒ2630ben/Shutterstock.com
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Ⓒ2630ben/Shutterstock.com

大相撲夏場所、照ノ富士が霧馬山を下して8回目V

大相撲夏場所14日目結びの一番で、横綱・照ノ富士が関脇・霧馬山を寄り切り、8回目の優勝を決めた。

4場所連続休場明けだった照ノ富士は、今場所ここまで12勝1敗と順調に白星を積み上げ、2敗で追う霧馬山と対戦。1分以上の長い相撲となったが、最後は粘る霧馬山を力ずくで寄り切った。

優勝は昨年夏場所以来、ちょうど1年ぶり。膝のケガに苦しんだが、復帰場所で立派に横綱の責任を果たした。

霧馬山も照ノ富士には10戦全敗となったが、すでに11勝3敗で直近3場所合計34勝に達しており、大関昇進の目安とされる33勝をクリア。この日の横綱戦も敗れたとはいえ見応え十分の内容で、場所後の大関昇進は確実だろう。

豊昇龍、若元春、大栄翔も大関狙う

さらに7月場所は大関取りに挑む力士が増えることになりそうだ。元横綱・朝青龍の甥で関脇の豊昇龍は剣翔をすくい投げで破って10勝目。先場所も関脇で10勝しており、来場所の成績次第で大関昇進の可能性がある。まずは今場所千秋楽で勝って11勝としておけば、来場所12勝で合計33勝となるだけに千秋楽に注目だ。

また、関脇・若元春も大関・貴景勝を押し倒して10勝目。先場所は小結で11勝しており、来場所は大関取りに挑むことが確定している。

また、関脇・大栄翔も明生を突き倒して9勝目。先場所は12勝しており、今場所千秋楽で勝って10勝すれば、来場所は大関取りがかかる。

朝乃山も幕内復帰場所で11勝

6場所出場停止処分によって西三段目22枚目まで下がった元大関・朝乃山は今場所から幕内に復帰。前頭十四枚目ながら優勝争いに絡み、前日は照ノ富士に敗れたものの、この日は小結・正代を寄り倒して11勝目を挙げた。来場所は幕内上位まで番付を上げると見られ、大関復帰へまた一歩近付く。

元大関・栃ノ心が引退したが、着実に次世代を担う力士が力をつけている。強い横綱を脅かす新大関が次々に誕生すれば角界が盛り上がることは間違いない。早くも来場所が楽しみになってきた。

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