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女性差別か、それとも伝統か…? 土俵の上に女性が上がれない理由

2016 11/15 19:42
大相撲
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太田房江大阪府知事が土俵上でトロフィーを渡すことを相撲協会が拒否

2000年には、太田房江大阪府知事の「土俵に上がり自分の手で優勝トロフィーを渡したい」という要求を、日本相撲協会が拒否したこともある。結果、代役の男性が土俵に上がり、優勝トロフィーを手渡している。翌年の2001年も同様に、太田房江知事が土俵に上がってトロフィーを手渡すことを熱望したが、やはり叶わなかった。
これに対して世間からは「男尊女卑だ」「伝統を守るべきだ」などの声が多数あがるとともに、新聞やテレビなどのメディアで連日報道がなされた。
さらに遡ること1978年、「わんぱく相撲」で勝ち進んだ10歳の少女が、国技館の土俵に上がることができず、決勝大会への出場を泣く泣く諦めた一件もある。これに対して、当時の労働省婦人少年局長を務めていた森山眞弓氏が指摘し、日本相撲協会の理事と話し合いを行ったものの、くつがえることはなかった。

土俵の女人禁制は女性差別なのか、それとも伝統を守るべきなのか?

この問題は幾度となく議論の対象となってきたが、いまだ決着は付いていない。
横綱審議委員会の委員を務めた経験のある作家の内館牧子氏は、「伝統の“核”をなす部分の変革に関しては、当事者にのみ委ねられるべき」と述べている。そして、これは大相撲に限った話ではなく、すべての伝統において当てはまる、と続けている。
宝塚を例に挙げると、「男女平等に舞台にあげるべき」と訴えたところ、それが受け入れられたとしよう。はたしてそれは本来の宝塚であると言えるのだろうか。答えは、否だ。
大相撲の女人禁制は長年守られてきた伝統であるがゆえ、女性差別で解決する問題でもないようだ。

まとめ

古くから議論がなされてきた大相撲の女人禁制。 この戦いに終止符が打たれる時はくるのだろうか?

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