インターハイ2回制覇の強豪、岩国工業高校
今年のインターハイを制し、4年ぶり2度目の優勝を果たしたのが、山口県にある、岩国工業高校です。
地元開催ということもあり、相当な気合も入っていたと考えられますが、4年前のインターハイや中国大会も数多く制覇している等、中国地方随一の強豪校といえます。
「責任・協調・創造」を校訓とし、工業学校であることから、将来的なキャリアの育成を第一に掲げていますが、その中でもこのように素晴らしい成績を収めている高校です。
Photo by Ververidis Vasilis/Shutterstock.com
中国地方の主要都市は広島市であり、地方唯一の100万都市です。 しかし、大都市はなくとも、各県に散らばってハンドボールの強豪校があるのが中国地方の特徴です。 今回は、そのうちいくつかを紹介します。
今年のインターハイを制し、4年ぶり2度目の優勝を果たしたのが、山口県にある、岩国工業高校です。
地元開催ということもあり、相当な気合も入っていたと考えられますが、4年前のインターハイや中国大会も数多く制覇している等、中国地方随一の強豪校といえます。
「責任・協調・創造」を校訓とし、工業学校であることから、将来的なキャリアの育成を第一に掲げていますが、その中でもこのように素晴らしい成績を収めている高校です。
岡山県の強豪です。
男子は今までに25回インターハイに出場し、最高が全国ベスト8。女子はインターハイに7回出場しており、こちらも最高は全国ベスト8です。
男子はインターハイに6年連続17回目の出場を果たし、県大会・中国大会でもほぼ毎年、上位の成績を収めています。
岡山県選抜チームに選ばれた9名の選手が在籍している上、U16日本代表に選出された、村木幸輝選手、JHAジュニアアカデミー選手の若狭圭悟選手は将来の日本代表候補としても期待されている選手です。
鳥取県では、多くのスポーツで、この境高等学校と境港総合技術高等学校が競合しています。
高校男子ハンドボールにおいて、近年力をつけ、3年連続のインターハイ出場を成し遂げているのが、境高等学校です。
女子ハンドボールも米子東高等学校と派遣を争っている強豪です。
学校としても、部活動を学習との二本柱として位置付けており、非常に力を入れているのが特色で、特にハンドボールにおいてはその成果がよく表れている学校ということができます。
「以和為貫」という校訓を持つ高校。文武両道を基本に、地域に貢献する人材育成を目指すために、資格取得の推進やクラブ単位での学習の徹底をはかると共に、あいさつや礼儀作法を重んじ、規律ある学校生活の実施を推し進めています。
特に女子ハンドボールで実績を積み重ねており、ここ3年連続でインターハイ出場を成し遂げています。
男子も女子ほどではありませんが、県大会でアベック優勝を果たし、共に中国大会に出場する等、強豪に数えられる高校です。
JOC副会長を務めた市川則之氏は、同校のホームページでも紹介されているように、同校のOBです。
県内で7校しかハンドボール部がないため、強豪と数えるのは難しいかもしれませんが、平成25年・26年・28年にインターハイ出場を達成しています。現在の目標はインターハイ1勝であり、それに向けて日々練習を重ねています。
特にスピード重視のハンドボールを志向しており、練習メニューもそれに沿ったものになっているようです。
また、工業専門学校ということもあり、スペシャリストの教育を目標としているので、まさに文武両道を達成できる環境が整っている学校ということができます。
このように、中国地方は、大都市はないながらも、強豪校が存在し、インターハイ制覇の実績もあります。 下剋上、といっては大げさかもしれませんが、こういった地方の学校が大都市の学校を倒して全国制覇する、というのは漫画の様で非常にスリリングな展開といえます。