「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

小平奈緒さんが李相花さんと再会 江原冬季ユース五輪スピードスケート会場で抱擁

2024 1/26 11:34SPAIA編集部
抱き合う小平奈緒と李相花,Ⓒゲッティイメージズ
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

6年前の平昌五輪と同じ江陵オーバル

2018年平昌五輪のスピードスケート女子500メートル金メダリスト小平奈緒さん(37)が韓国・江原(カンウォン)で開催されている冬季ユース五輪のスピードスケート会場を1月22日に訪れ、現役時代にライバルだった李相花(イ・サンファ)さんとの再会を果たした。

小平さんは国際オリンピック委員会(IOC)から今大会の模範選手「アスリートロールモデル」に選ばれており、現地を訪問。現役時代から熱い戦いと深い友情で結ばれた李相花さんと再会すると抱き合って喜んだ。

2人の関係性は今さら説明の必要もないだろう。平昌五輪で小平さんが金メダルを獲得すると、敗れて泣きじゃくる李相花さんを優しく抱擁。自らの喜びは表に出さずライバルを労わる姿が世界中の感動を呼んだ。

2人が再会したのはあの時、世界の頂点を争った江陵(カンヌン)オーバル。スポーツソウルによると、李相花さんは「ナオを見るたびに毎回泣いてしまうので、今日は感情を抑えています。泣かないようにしています」と笑顔で語ったという。

小平さんも自身の公式Xで「あの日、まっすぐ前だけを見て立った場所。迷いなく、ただただ自分のレーンを見つめて駆け抜けた空間。ただいま。胸がジーンとするね」と江陵オーバルを訪問した時の気持ちを綴っている。

最高のライバルであり、最高の友でもある2人。スポーツが生んだ世界最高の友情物語は見る者の胸を熱くする。

【関連記事】
北京五輪惨敗の小平奈緒が貫いた「敗者の美学」金メダルの先にあったもの
五輪女子歴代メダルランキング、スケート高木美帆が最多7個の偉業
北京五輪スキージャンプ失格騒動の原因をうやむやにしていないか?